「答弁二つでいい」発言の法相「すみません」2010年11月16日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101116-OYT1T00821.htm
柳田法相が16日の衆院法務委員会で、自民党から「国会軽視、歴代法相を侮辱する発言をした」として追及を受け、謝罪に追い込まれる一幕があった。
柳田氏は14日に地元の広島市で開かれた法相就任を祝う会合であいさつし、「法相は二つ(国会答弁を)覚えておけばいい。『個別事案については答えを差し控える』『法と証拠に基づき適切にやっている』だ」と強調。さらに、「(答弁が)わからなかったらこれを言う。何回使ったことか」と続けた。
この発言に対し、自民党の河井克行氏は16日の法務委で、「記録もあるし、録音テープもある。国会軽視も甚だしいし、歴代の法相に対する冒涜(ぼうとく)だ」と強く非難し、審議が紛糾した。
柳田氏は当初、「ちゃかしたかもしれないが間違っていない」と釈明したが、自民党が反発して5分近くも審議がストップしたため、「誤解を与える発言をして、おわび申し上げる。真摯(しんし)な答弁を心がけたい。ご迷惑、誤解を与えてすみません」と頭を下げた。
法相不信任決議案も 自民、逢沢氏 2010年11月16日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101116/stt1011161955008-n1.htm
自民党の逢沢一郎国対委員長は16日の記者会見で、「法相は国会答弁で2つ覚えておけばいい」と発言した柳田稔法相に対し、「法相の資格を正面から問われる、とんでもない発言だ。こんな人に日本の法秩序を預けることはできない」と批判し、衆院への不信任決議案提出を検討する考えを示唆した。
同時に「菅直人首相の任命責任も大きく問われることになる」と首相の責任追及も必要だと強調した。
石原伸晃幹事長は国会内で記者団に「あきれた。法務省で働く人は『うちの社長はバカじゃねえか』となる。首相の任命責任は非常に重い」と述べた。
民主“負のスパイラル”菅は居眠り、仙石・馬淵は不信任 2010年11月16日夕刊フジ
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_kan_ministry__20101116_5/story/16fujizak20101116020/
菅直人(64)内閣が負のスパイラルに陥っている。衆院で「影の宰相」こと仙谷由人官房長官(64)と馬淵澄夫国土交通相(50)への不信任案に公明党が賛成し、参院では問責決議案が可決する公算が大きくなったのだ。こうした中、金看板の「事業仕分け」についても身内から閉幕論が飛び出す始末。中露両国との首脳会談も失敗に終わり、内閣支持率は27%(朝日新聞調べ)に急落、政権運営に赤信号が点灯した。
「菅首相には横綱相撲をしていただきたいね」
自民党の石原伸晃幹事長(53)は15日夜、菅首相を横綱白鵬の連勝記録がストップしたことに引っかけ、こうおちょくってみせた。
相次ぐ外交失態などを受け、当初2010年度補正予算案に賛成するとみられていた公明党も反対に転換。勢いに乗った自民党は15日、仙谷、馬淵両氏に対する不信任案を提出し、衆院予算委員会での補正採決は深夜11時過ぎにずれ込んだ。
まさに与野党大激突となったが、肝心の菅首相は閣僚席でこっくり居眠りするありさま。
結局、与党は16日未明の衆院通過を目指していたが、野党側の意向を受け同日午後への先延ばしを余儀なくされた。菅民主党は幕下力士のように手玉に取られたわけだ。
一方、公明党が仙谷、馬淵両氏の不信任案に賛成した意味は大きい。自民党は参院で両氏の問責決議案を提出する方針だが、これで問責が可決される公算が大きくなったからだ。
「問責が可決されれば参院では両氏を閣僚として認めないということになり、野党は辞任するまで審議拒否も辞さない。2011年度予算の審議も年明けから空転するだろう」(自民党幹部)
民主党の岡田克也幹事長は15日夕の記者会見で「これ以上国会運営に丁寧なやり方はあるか」と不満をぶちまけたが、審議では外交の体たらくを追及されただけで、身から出たサビの始末に追われた格好だ。
実際、朝日新聞が13、14両日に実施した世論調査の内閣支持率は、前月比18ポイント減の27%に急落。不支持は52%と過半数に達した。特に、外交への取り組みを「評価しない」が77%にのぼっており、菅首相はアジア太平洋経済協力会議(APEC)の成功に執心し、中露に頭を下げ続けて首脳会談を実現させたが、政権浮揚には逆効果となったようだ。
15日から始まった過去の事業仕分けを再検証する「再仕分け」でも、身内の政府側民主党議員から「(予算の)優先順位を決め得るのはあくまで首相や閣議決定」(小泉俊明国土交通政務官)「予算編成は与党で一括して議論すべきで、仕分けは今回で役割を終えるべきだ」(篠原孝農林水産副大臣)などと、公然と「閉幕論」が飛び出した。
党内でも「昨年の事業仕分けは自民党政権が組んだ予算が対象。しかし今年は民主党政権が編成したもの。自分たちの予算を自ら仕分けするなんて本末転倒で、パフォーマンス」(民主党中堅)という声が大きくなっている。
ありゃ…。大臣の失言は、長期間政権を握り続けていた自民党の専売特許かと思っていたのですが、柳田法務大臣がやらかしてくれたようですね…(汗
もっとも、子分の態度を戒めなければならない親分こと菅総理は居眠り、仙石&馬淵両氏には不信任決議案を突き付けられるなど、民主党内も大混乱でそれどころではないというのが実情…。
人材の薄い民主党では、大臣をチェンジしたくても柳田氏に代わる人材もそう簡単には見つからない、前回の拉致担当相と同じパターンになりそうな気がしますね…(たじっ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101116-OYT1T00821.htm
柳田法相が16日の衆院法務委員会で、自民党から「国会軽視、歴代法相を侮辱する発言をした」として追及を受け、謝罪に追い込まれる一幕があった。
柳田氏は14日に地元の広島市で開かれた法相就任を祝う会合であいさつし、「法相は二つ(国会答弁を)覚えておけばいい。『個別事案については答えを差し控える』『法と証拠に基づき適切にやっている』だ」と強調。さらに、「(答弁が)わからなかったらこれを言う。何回使ったことか」と続けた。
この発言に対し、自民党の河井克行氏は16日の法務委で、「記録もあるし、録音テープもある。国会軽視も甚だしいし、歴代の法相に対する冒涜(ぼうとく)だ」と強く非難し、審議が紛糾した。
柳田氏は当初、「ちゃかしたかもしれないが間違っていない」と釈明したが、自民党が反発して5分近くも審議がストップしたため、「誤解を与える発言をして、おわび申し上げる。真摯(しんし)な答弁を心がけたい。ご迷惑、誤解を与えてすみません」と頭を下げた。
法相不信任決議案も 自民、逢沢氏 2010年11月16日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101116/stt1011161955008-n1.htm
自民党の逢沢一郎国対委員長は16日の記者会見で、「法相は国会答弁で2つ覚えておけばいい」と発言した柳田稔法相に対し、「法相の資格を正面から問われる、とんでもない発言だ。こんな人に日本の法秩序を預けることはできない」と批判し、衆院への不信任決議案提出を検討する考えを示唆した。
同時に「菅直人首相の任命責任も大きく問われることになる」と首相の責任追及も必要だと強調した。
石原伸晃幹事長は国会内で記者団に「あきれた。法務省で働く人は『うちの社長はバカじゃねえか』となる。首相の任命責任は非常に重い」と述べた。
民主“負のスパイラル”菅は居眠り、仙石・馬淵は不信任 2010年11月16日夕刊フジ
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_kan_ministry__20101116_5/story/16fujizak20101116020/
菅直人(64)内閣が負のスパイラルに陥っている。衆院で「影の宰相」こと仙谷由人官房長官(64)と馬淵澄夫国土交通相(50)への不信任案に公明党が賛成し、参院では問責決議案が可決する公算が大きくなったのだ。こうした中、金看板の「事業仕分け」についても身内から閉幕論が飛び出す始末。中露両国との首脳会談も失敗に終わり、内閣支持率は27%(朝日新聞調べ)に急落、政権運営に赤信号が点灯した。
「菅首相には横綱相撲をしていただきたいね」
自民党の石原伸晃幹事長(53)は15日夜、菅首相を横綱白鵬の連勝記録がストップしたことに引っかけ、こうおちょくってみせた。
相次ぐ外交失態などを受け、当初2010年度補正予算案に賛成するとみられていた公明党も反対に転換。勢いに乗った自民党は15日、仙谷、馬淵両氏に対する不信任案を提出し、衆院予算委員会での補正採決は深夜11時過ぎにずれ込んだ。
まさに与野党大激突となったが、肝心の菅首相は閣僚席でこっくり居眠りするありさま。
結局、与党は16日未明の衆院通過を目指していたが、野党側の意向を受け同日午後への先延ばしを余儀なくされた。菅民主党は幕下力士のように手玉に取られたわけだ。
一方、公明党が仙谷、馬淵両氏の不信任案に賛成した意味は大きい。自民党は参院で両氏の問責決議案を提出する方針だが、これで問責が可決される公算が大きくなったからだ。
「問責が可決されれば参院では両氏を閣僚として認めないということになり、野党は辞任するまで審議拒否も辞さない。2011年度予算の審議も年明けから空転するだろう」(自民党幹部)
民主党の岡田克也幹事長は15日夕の記者会見で「これ以上国会運営に丁寧なやり方はあるか」と不満をぶちまけたが、審議では外交の体たらくを追及されただけで、身から出たサビの始末に追われた格好だ。
実際、朝日新聞が13、14両日に実施した世論調査の内閣支持率は、前月比18ポイント減の27%に急落。不支持は52%と過半数に達した。特に、外交への取り組みを「評価しない」が77%にのぼっており、菅首相はアジア太平洋経済協力会議(APEC)の成功に執心し、中露に頭を下げ続けて首脳会談を実現させたが、政権浮揚には逆効果となったようだ。
15日から始まった過去の事業仕分けを再検証する「再仕分け」でも、身内の政府側民主党議員から「(予算の)優先順位を決め得るのはあくまで首相や閣議決定」(小泉俊明国土交通政務官)「予算編成は与党で一括して議論すべきで、仕分けは今回で役割を終えるべきだ」(篠原孝農林水産副大臣)などと、公然と「閉幕論」が飛び出した。
党内でも「昨年の事業仕分けは自民党政権が組んだ予算が対象。しかし今年は民主党政権が編成したもの。自分たちの予算を自ら仕分けするなんて本末転倒で、パフォーマンス」(民主党中堅)という声が大きくなっている。
ありゃ…。大臣の失言は、長期間政権を握り続けていた自民党の専売特許かと思っていたのですが、柳田法務大臣がやらかしてくれたようですね…(汗
もっとも、子分の態度を戒めなければならない親分こと菅総理は居眠り、仙石&馬淵両氏には不信任決議案を突き付けられるなど、民主党内も大混乱でそれどころではないというのが実情…。
人材の薄い民主党では、大臣をチェンジしたくても柳田氏に代わる人材もそう簡単には見つからない、前回の拉致担当相と同じパターンになりそうな気がしますね…(たじっ