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NY株反落、終値51ドル安 巨大地震の影響を懸念 一時140ドル超下げ

2011-03-15 06:53:28 | Weblog
NY株反落、終値51ドル安 巨大地震の影響を懸念 一時140ドル超下げ 2011年3月15日 日経
 14日の米株式相場は反落し、ダウ工業株30種平均は前週末比51ドル24セント安の1万1993ドル16セント(速報値)で終えた。東日本巨大地震で日本の経済活動が停滞し、世界景気の重荷になるとの見方から売りが出た。日本株の急落につれ安した面もあった。ダウ平均の下落幅は一時140ドルを超えた。ただ、地震の影響の広がりを見極めたいとの雰囲気もあって一段と売り進む動きにはつながらず、相場は引けにかけて下げ幅を縮めた。
 地震や津波の被害に伴い保険会社の賠償額が膨らむ可能性があるとして保険株の一角が下落。日本からの部品供給が滞るとの見方から、航空機大手ボーイングやハイテク株の一部も売られた。東京電力の福島の原子力発電所事故を受けて、原子炉製造を手掛けるゼネラル・エレクトリック(GE)にも売りが膨らんだ。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同14.64ポイント安の2700.97(同)で終えた。

NY原油、小反発 4月物は101.19ドルで終了 中東情勢懸念で 2011年3月15日 日経
 14日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は5営業日ぶりに小反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物は前週末比0.03ドル高の1バレル101.19ドルで取引を終えた。11日の東日本巨大地震を受けて売りが先行したが、中東・北アフリカの政情不安を背景とした買いが次第に優勢となった。
 サウジアラビア軍を中心とする湾岸協力会議(GCC)の部隊が14日、反体制デモが続くバーレーンに入ったと伝わった。治安維持が目的だが、外部の介入が反体制派の勢いを加速させるとの懸念もある。中東・北アフリカ情勢の混乱が周辺産油国にも広がれば原油供給が減るとの思惑から原油が買われた。
 ただ、地震で日本の原油需要が減るとの見方から、朝方は売りが優勢だった。14日は世界的に株式相場が軟調に推移し、投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方から原油を売る動きもあったという。早朝の時間外取引で一時98.47ドルまで下落し、1日以来ほぼ2週間ぶりの安値を付けた。
 ガソリンは3日続落。ヒーティングオイルは3営業日ぶりに反発した。

NY金、小幅続伸 4月物1424.9ドルで終了 地震でリスク回避  2011年3月15日 日経
 14日のニューヨーク金先物相場は小幅に続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前週末比3.1ドル高の1トロイオンス1424.9ドルで終えた。11日の東日本巨大地震を受けて、逃避資金の受け皿となりやすい金にリスク回避目的の買いがやや優勢となった。
 地震が日本や世界経済に与える影響を巡って不透明感が強く、世界の株式相場が総じて軟調に推移した。実物資産の裏付けがある金には運用リスクを避けたい投資家からの買い需要が増すとの見方から金が買われた。
 もっとも、上値は重かった。トヨタ自動車など自動車大手各社が地震を受けて、日本国内の工場の操業を一時休止すると発表した。自動車部品に使うプラチナの需要が減るとの見方からプラチナ先物が大幅に下落。つれて金が売られたとの声も聞かれた。 銀とプラチナは反落した。




 週明け14日のNY株式市場は、東日本大震災による影響への懸念が相場を圧迫し、終盤戻したものの主要3市場とも下落。
 NYダウも、終日先週末終値(12044ドル40セント)を下回って推移して、開始直後の下落から午前10時に12020ドル近くまで一旦戻したものの、午後1時少し前に一時11897ドル31セントまで売り込まれましたが、その後は時折もみ合いながらも回復トレンドで推移。結局終値ベースでは先週末比51ドル24セント安い11993ドル16セントまで戻して終了(0.43%安)しました。
 ナスダックは、先週末比14.64ポイント安い2700.97ポイントで終了(0.54%安)。
 S&P500種も、先週末比7.89ポイント安い1296.39ポイントで終了(0.60%安)しています。

 ダウ構成30銘柄中23銘柄で下落となり、GEが2.16%安、ベライゾンが1.87%安、ウォルトディズニーが1.61%安、マクドナルドが1.38%安、コカコーラが1.34%安、ボーイングが1.26%安、ホームデポが1.24%安など。
 金融株も、バンカメが1.04%安、JPモルガンチェースが0.96%安、アメックスが0.84%安でした。

 NY原油は、先週末比3セント高い1バレル101ドル19セントで終了。
 NY金は、先週末比3ドル10セント高い1トロイオンス1424.90ドルで終了しています。

14日の欧州株式市場は続落 英-0.92%、独-1.65%、仏-1.29%

2011-03-15 06:51:38 | Weblog
14日の欧州株式市場 2011年03月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT886053020110314
<ロンドン株式市場>
 続落し、終値で3カ月ぶり安値を更新した。東日本大震災による被害への不安が市場心理を圧迫した。
 FT100種総合株価指数は53.43ポイント(0.92%)安の5775.24。過去4営業日で約200ポイント値下がりした。
 保険株への売りが続き、アヴィヴァやカトリンが3%強下落した。
 インベステック証券のアナリスト、ケビン・ライアン氏は、震災による保険対象損失額が過去最大規模になる公算が大きいとした上で、「そうなれば保険・再保険会社の業績に響くことは間違いなく、株式相場を圧迫する恐れがある」と述べた。
 日本での高級ブランド需要が減退するとの見方から、バーバリーが4.3%値下がりした。

<欧州株式市場>
 続落し、FTSEユーロファースト300種指数は終値で約3カ月ぶり安値をつけた。東日本大震災が与える成長・需要への経済的影響をめぐる懸念から、地合いが悪化した。
 FTSEユーロファースト300種指数終値は13.15ポイント(1.17%)安の1109.38と、昨年12月初旬以来の安値で引けた。
 DJユーロSTOXX50種指数は31.73ポイント(1.10%)安の2852.11。
 トクビル・ファイナンスの欧州株ファンドマネジャー、ドン・フィッツジェラルド氏は、市場では日本の大地震から利益を得ようとする短期筋の動きがみられると指摘。「日本の巨大地震で2011年業績が大幅に押し下げられるとの懸念から、再保険セクターが圧迫されている」と述べた。
 Stoxx600欧州保険株指数は2.1%安。ミュンヘン再保険、スイス再保険は 3.4%、4.5%それぞれ下落した。
 またフィッツジェラルド氏は「規制強化観測から、原子力関連の銘柄も圧迫される一方、再生可能(エネルギー)セクターは選好されている」と述べた。
 公益株の下げがきつく、同セクターの指数は2.1%安。
 ドイツ国内発電能力の41%を原子力に頼る独エーオンは5.3%急落。
 半面、再生可能エネルギー株は値を上げ、独ソーラーワールドは13%、ノルデックスは17.8%それぞれ急伸した。
 欧州首脳がユーロ圏救済基金の拡充について予想外に合意したことを好感し、銀行株も買われた。ギリシャへの支援条件緩和が追い風となり、同国の銀行株指数は8.7%高となった。
 ただ一部の専門家からは、日本の巨大地震を受けても欧州株式市場の下げが限定的だったことは、近く株価が反発する可能性を示している、との指摘も聞かれた。欧州株のバリュエーションは極端に割安な水準にはないものの、米株に比べると魅力的だという。

アイルランド、法人税率引き上げには応じられない 2011年03月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT886041020110314
 アイルランドのヌーナン財務相は14日、欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)からの支援の融資金利引き下げの条件として、法人税の税率引き上げに応じることはできない、と言明した。 記者団に対し語った。
 また、国内銀行による秩序だった債務圧縮を確実にするため、欧州中央銀行(ECB)の支援が必要、との見解を示した。



 週明け14日の欧州3市場は、日本の地震により保険株や再保険株、日本で人気のある海外ブランド株を中心に下落する形で続落。

 英FTSE100は、午前10時過ぎに先週末終値(5828.67ポイント)を15ポイント弱上回る5842.04ポイントをつけたものの、その後はじりじりと下げ、午後3時少し前から下落ピッチを加速して一時5769.04ポイントまで下落し、その後も低迷。終値ベースでは先週末比53.43ポイント安い5775.24ポイントで終了(0.92%安)しました。

 独DAXは、先週末終値(6981.49ポイント)よりも85ポイント程安い6896.31ポイントでスタートし、10時少し前に6847.94ポイントまで下落した後、11時過ぎに6940ポイント乗せし、11時半頃には6946.44ポイントまで下げ幅を縮小する場面もありましたが、その後はじりじりと下落トレンドで推移して、16時過ぎに6860ポイント割れ。終値ベースでは先週末比114.86ポイント安い6866.63ポイントで終了(1.65%安)しました。

 仏CAC40は、先週末終値(3928.68ポイント)よりも15ポイント弱安い3914.03ポイントでスタートした後、午前9時半頃に3900ポイント割れするも、午後10時頃に一旦3939.50ポイントまで下げ幅を縮小したものの、その後は再び下落が止まらなくなり、午後4時半頃に一時3871.22ポイントまで下落。終値ベースでも前日比50.64ポイント安い3878.04ポイントで終了(1.29%安)しました。

 欧州ローカル市場は、ポルトガルが0.84%高、スペインの2市場はMAマドリードが0.30%高&IBEX35が0.17%高と一部の市場で反発したものの、アイルランドは0.85%安。
 他、スイスが1.25%安、ノルウェーが0.90%安、オランダが0.77%安、ベルギーが0.22%安。
 北欧3市場も、ヘルシンキが1.57%安、ストックホルムが1.08%安、コペンハーゲンが0.40%安となるなどほとんどの市場で下落しています。

東日本大震災:石原知事「津波は天罰」 

2011-03-15 05:34:18 | Weblog
東日本大震災:石原知事「津波は天罰」 2011年03月15日 
毎日 http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110315k0000m040043000c.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110314-OYT1T00740.htm?from=main6
 東京都の石原慎太郎知事は14日、東日本大震災に関連し「我欲に縛られ政治もポピュリズムでやっている。それが一気に押し流されて、この津波をうまく利用してだね、我欲を一回洗い落とす必要がある。積年たまった日本人の心のあかをね。これはやっぱり天罰だと思う。被災者の方々、かわいそうですよ」と発言した。蓮舫節電啓発担当相から節電への協力要請を東京都内で受けた後、記者団に語った。多くの犠牲者が出ている災害を「天罰」と表現したことが、被災者や国民の神経を逆なでするのは確実だ。
 石原氏は「天罰」発言の前段として「去年一番ショックだったのは、おじいさんが30年前に死んだのを隠して年金詐取する、こんな国民は世界中に日本人しかいない。日本人のアイデンティティーは我欲になっちゃった」と述べていた。また「残念ながら無能な内閣ができるとこういうことが起きる。(95年の阪神大震災の際の)村山内閣もそうだった」とも語った。

都知事選:松沢氏、出馬取りやめ 石原氏との争い避ける 2011年03月15日
毎日 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110315k0000m010045000c.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110314-OYT1T00662.htm
朝日 http://www.asahi.com/politics/update/0314/TKY201103140360.html
産経 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110314/lcl11031419220003-n1.htm
 東京都知事選に出馬を表明していた松沢成文・神奈川県知事(52)が14日、石原慎太郎都知事(78)の都庁での出馬会見に同席して出馬取りやめを発表した。「石原氏と泥沼の知事選をするのは、自分が掲げる『首都圏連合』の理念にもとる」と説明した。石原氏は予想される多選・高齢批判について「政治的混乱の中で万一、間違った行政が行われてはいけない」と釈明した。
 会見には上田清司・埼玉県知事が同席。上田知事は「首都圏の知事同士で連携してきた両者の激突は、首都圏のためにならない」と話し、間に入って松沢氏の出馬辞退を働き掛けたことを明かした。石原氏は松沢氏が掲げた首都圏の広域連携強化や受動喫煙防止条例制定などの公約を自身も訴えるという。
 松沢氏は「石原氏は出馬しない」を前提にして1日に出馬表明した。松沢氏は「石原氏から2月に(後継の)話があり『君しかいない』と言われ、決断した」と説明した。石原氏は「さまざまな調査で(松沢氏の当選は)難しいだろうとなった。政局が混迷し国が衰退する中、東京を失うわけにいかず、苦渋の決断をした」と説明した。
 民主党都連幹部は、一時、支援することに前向きな意見もあった松沢氏が石原氏に協力することに「残る選択肢は少ない。自主投票の可能性も否定しない」と声を落とした。共産党政策委員長の小池晃氏(50)は「松沢氏は石原都政の継承を掲げていたので、石原氏の出馬で大義がなくなったのでは。都民をバカにするなと言いたい」と話した。居酒屋チェーン、ワタミ創業者の渡辺美樹氏(51)は「出馬表明後に出馬辞退という政治は私には理解できません」とコメントした。
 前宮崎県知事の東国原英夫氏(53)の支援者は、石原氏の出馬により不出馬を含めて再検討していることを明かした。発明家のドクター・中松氏(82)=本名・中松義郎=も出馬を表明している。

◇地元は不信感
 松沢氏が都知事選への出馬を取りやめたことに対し、地元の川崎市では、松沢氏への不信感をにじませる声が相次いだ。川崎市多摩区の女性会社員(48)は「この時期に発表するのも(震災で目立たないようにという)自己保身に思える。県民のことも、都民のことも考えていない」と大震災の最中の決断を批判した。


東国原氏、都知事選出馬見送りを検討 2011年3月14日 日経夕刊
 4月の東京都知事選で、14日にも立候補を表明する意向だった前宮崎県知事の東国原英夫氏(53)が、出馬を見送る方向で検討を始めたことが同日、後援会関係者の話で分かった。東日本巨大地震の発生や石原慎太郎都知事の4選出馬表明など、状況の変化を考慮しているという。
 東国原氏の事務所は14日、態度表明について「適切な日時、方法で報告する」とコメントを出した。



 来月行われる予定の東京都知事選で保守系候補として有力視される石原慎太郎氏が「我欲に縛られ政治もポピュリズムでやっている。それが一気に押し流されて、この津波をうまく利用してだね、我欲を一回洗い落とす必要がある。積年たまった日本人の心のあかをね。これはやっぱり天罰だと思う…」などという、被災者や国民の神経を逆なでするとんでもない発言をしていたことが発覚しました。
 一方、出馬を表明していた松沢成文氏は急遽出馬を取りやめ。様子見を決め込んでいた前宮崎県知事の東国原英夫氏も、出馬を見送る方向で検討を始めたことから、事実上は石原都知事にワタミ創業者の渡辺美樹氏が挑戦する形になりそうですが、東京都民はそれでも石原現知事を支持するのでしょうか…。
 東京都民でもない私には1票を投じることもできませんが、東京都知事選というのは、その影響力(1300万人の人口と6兆円を超える一般会計予算を持ちます)が故に、時には国政をリードしたり、逆にブレーキをかける程の他の県知事とは重みが比較にならない程重要な選挙選。
 新銀行東京の問題も混迷を極めていますし、東京都民には賢明な選択をして欲しいものだと真剣に願います。

盛岡のデパート爆発、男性1人死亡 ガス漏れの可能性

2011-03-15 05:31:13 | Weblog
盛岡のデパート爆発、男性1人死亡 ガス漏れの可能性 2011年3月15日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0314/TKY201103140071.html
 14日午前8時ごろ、盛岡市中ノ橋通1丁目のデパート「中三」の地下で爆発事故があり、男性1人が死亡、5人が重傷を負った。岩手県警によると、男女11人が病院に運ばれた。
 県警によると、亡くなったのは盛岡市松尾町の焼き鳥店長耕野俊明(こうの・としあき)さん(44)。同店は中三の地下に店を出していた。死因は脳挫傷だった。
 デパートは8階建て。現場周辺にはガラスが散乱しており、ガスの臭いが立ちこめていた。警察が付近の住民に避難を呼びかけて規制線を張り、消防とともに救出作業に当たっている。付近の人によると、爆発で割れたガラスが刺さった人もおり、爆発で上層階まで吹き飛んだとの情報もある。
 デパートによると、11日の地震発生で営業を休止していたが、13日に一部で営業を開始。14日午前10時から全館で通常通り営業を始める予定で準備していた。
 爆発当時、8階にいた飲食店の女性従業員(21)の話では、油を使って料理の仕込みをしていたら、午前8時ごろ、「ボーン」という音が鳴って、白い煙が店内に漂ってきた。「逃げてください」と店内アナウンスがあり、火を止めて階段で避難した。店内の壁が崩れていて、パニック状態だったが、5分くらいで下りて店の外に出た。
 中三近くで美容室を経営する桐田武夫さん(60)も「ドン」と大きな物が落っこちるような音を聞いた。近くにいた中三の従業員に聞くと、同デパートは地下が総菜売り場になっており、昨日から一部営業中。従業員の間では昨日から「ガス臭い」という話が出ていたという。
 同店前の書店で、本の搬入作業をしていた安部聡さん(50)は「後ろでドンという大きな音がした。地震か、と身構えたら、バラバラッとガラスの破片が書店まで飛んできた」と話した。音のした方を見ると、開店前の中三のシャッターが3枚とも大きく外側に膨らんで、爆風でシャッターの下も50センチくらいすき間があいていた。
 中三から道路を挟んで西側にある竹原茶店の従業員、竹原景子さん(38)は「縦揺れのような感じで、余震かと思った」と話す。外に出ると、警官らしき人から「ガスが出ているかもしれないので、火を使わないようにしてください」と言われたという。
 デパートは同市役所近くの肴(さかな)町商店街の一角にある。


 ??? 震源地が隣県の歴史的記録に残る大地震があり盛岡でも大きな震度を記録。しかも前日から「ガス臭い」という話が出ていたというのに、どうしてガス漏れの可能性を考慮せず火を使う料理の再開など許可したんでしょうね…???
 阪神大震災では、気を紛らせるために、タバコを吸ったとたんガスに引火して大やけどを負ったという事件が続出していただけに、せめて管内にガスが立ち込めていないかきちんとチェックしてから通常の営業を開始しても良かったとも思うのですが、巻き込まれた人は本当にたまったものではないと思います。

震災、死亡・不明5900人 55万人避難所に

2011-03-15 05:18:31 | Weblog
震災、死亡・不明5900人 55万人避難所に 2011年03月15日 共同
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011031401000719.html
 東日本大震災の死者・行方不明者は14日午後、約5900人となった。避難所に身を寄せた人は約55万人に膨らみ、水や食料の不足も深刻化している。自治体が安否を把握できない住民は3万人以上で、確認を急いでいる。
 東京電力は14日午後5時ごろから茨城、千葉、山梨、静岡各県の一部で約1時間半の計画停電を実施。11人死亡の千葉県旭市でも3避難所が停電した。
 15日午前0時現在の警察庁のまとめでは、死者1897人、行方不明者3002人。宮城県警によると、牡鹿半島の複数の浜辺で計約千人の遺体が見つかった。これらを合わせると死亡・不明が約5900人となる。岩手県は、警察発表よりも約160人多い795人の遺体を自衛隊が収容したとしている。宮城県によると、南三陸町の捜索でも約千人の遺体が発見されたという。
 警察庁などによると、避難は東北太平洋側と茨城、栃木の6県で、宮城県33万人、福島県13万人、茨城県6万人弱など。避難先は約2600カ所。宮城県によると孤立した人たちの救助が進み、避難所に入る人も増加している。受け入れが限界に達し、隣接自治体への移動が検討されている避難所もある。
 気象庁は16日に東北で雪や雨が降り、18日まで朝晩の冷え込みも続くと発表。健康管理に注意するよう呼び掛けた。
 共同通信の取材や被災地自治体によると、3万人以上の住民と連絡が取れていない。多くの自治体が不明者多数としている。岩手県は、宮古市と陸前高田市で計3千人弱と連絡が取れていないことを明らかにした。
 余震も続き、気象庁によると、14日午前10時すぎ、茨城県で震度5弱を観測。午後にも宮城県や福島県、長野県で最大震度4を記録する地震が計4回あった。
 総務省消防庁によると、14日午後11時現在、全壊や半壊、一部破損した建物は計7万2945棟となった

福島第一2号機、燃料棒が露出…漏出の恐れ 2011年3月15日 
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110314-OYT1T00724.htm
朝日 http://www.asahi.com/national/update/0314/TKY201103140383.html
 東京電力は14日夜、福島第一原子力発電所2号機でほぼ完全に冷却水が失われ、約4メートルの核燃料が完全に露出して冷却できない状態になり、地元福島県に緊急事態として通報したと発表した。
 発表によると、同日午後1時38分、冷却水を循環させるポンプが止まった。水位が下がり始め、午後5時17分には燃料の露出が始まった。急いで午後6時24分から海水の注入作業を開始したが、水位が下げ止まらず、午後7時45分、燃料全体が完全に露出したという。1、3号機でもなかった深刻な事態で、大量の燃料が高温で溶融し、漏れ出す恐れがある。

福島第一3号機、燃料損傷の可能性 2011年3月15日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110314-OYT1T00716.htm
 経済産業省原子力安全・保安院は14日午前11時すぎ、東京電力福島第一原子力発電所3号機で水素爆発が起きたと発表した。
 爆発音とともに大量の煙が立ち上り、建屋の上部が吹き飛んだ。東電社員、海水注入を手伝っていた陸上自衛隊員ら計11人がけがをし、うち6人が被曝(ひばく)し、1人は入院した。隣接する同原発2号機も同日午後7時45分、原子炉の水位が低下し、燃料棒(長さ約4メートル)が完全に露出して冷却できない状態となり、燃料棒が溶けだす炉心溶融の懸念が高まっている。
 3号機は、爆発後、原子炉と格納容器は機能しているが、1号機同様に、炉心溶融の初期段階である燃料損傷が広がっている可能性は高い。保安院は、半径20キロ圏内にとどまっていた約600人に緊急措置として屋内待機を指示した。同日午後、圏外への避難が始まった。被曝者の有無は不明。
 保安院によると、3号機は、原子炉内の燃料棒の露出が続き、建屋上部に充満した水素ガスの爆発の危険性が高まっていた。東電は、海水を注入して、爆発回避に努めたが、同日午前1時過ぎ、施設内の貯留槽の海水が枯渇したため一時中断。これによって水位が低下し、露出した炉心に触れた水蒸気から大量に水素が発生し、爆発につながったと見られる。
 爆発後も炉内へ海水を注入しているが、燃料棒は依然2・2メートル(同日午後5時現在)露出している。燃料棒の損傷が進んでいると見られるが、ウラン燃料の損傷を示す「セシウム137」などの放射性物質は観測されていない。
 爆発後の発電所正門付近の放射線量は午後1時55分の時点で、1時間あたり約15マイクロ・?と急激な上昇は見られない。
 一方、2号機は、これまで安定していた炉内の圧力が急激に上昇し、冷却水を循環させるポンプの機能が低下、水位が減少した。同日午後7時過ぎには、燃料棒が冷却水からすべて露出した。この状態が長時間続くと、大量の燃料が高温で溶融し、漏れ出す恐れもある。東電では格納容器内の放射性物質が混じる蒸気の大気への放出と、海水注入を準備。建屋上部に水素がたまって、爆発するのを防ぐため、事前に建屋の壁に穴を開けるなどの予防策を検討していた。

福島第1、燃料棒露出の2号機が圧力再低下 安全弁開く 東電事務所「海水入っている可能性」 2011年3月15日 日経
 東京電力福島事務所は福島第1原子力発電所2号機について、午前1時10分に安全弁が開き、原子炉内の圧力が低下したと公表した。午後11時前に水蒸気を放出する安全弁が閉じ、燃料棒が再びすべて露出したが、「圧力の数値を見る限り、原子炉内に(炉心を冷やすための)海水が入っている可能性がある」と話している。
 東電福島事務所によると炉内の圧力は0時41分に1.71メガパスカルまで上昇したものの、安全弁が開いた後の1時28分には0.63メガパスカルまで低下した。ただ、燃料棒が露出したままの状態は変わらないという。

東電が初の計画停電 第5グループの一部、1時間半 2011年3月14日 日経夕刊
 東京電力は14日、東日本巨大地震に伴い、順番に電力供給を止める計画停電(輪番停電)を同日午後5時ごろから茨城、千葉、山梨、静岡各県の一部地域で実施した。同日早朝から順次予定していた一部地域の停電は見送ったものの、首都圏の鉄道は大きく混乱した。
 この日の停電時間は約1時間半。計画停電の実施は1951年の同社設立以来初めて。
 東電によると、停止した福島第1、第2原子力発電所が稼働しなくなった影響で、11日段階の電力供給能力は3300万キロワット。夜間点灯が始まる14日午後6時から午後7時のピーク時に3400万キロワット程度の電力需要を見込んだため、その差を埋めるため計画停電を実施した。
 同社の担当者は記者会見で「対象地域の住民の方には迷惑をかけ申し訳ないが、ご理解をお願いしたい」と陳謝。そのうえで「引き続き節電をお願いしたい」と呼びかけた。15日以降の計画停電についても需給次第で判断する。
 14日午前6時20分から順次予定していた第1グループから第4グループ地域の計画停電は見送られた。理由について同社は「鉄道各社の間引き運転などの節電効果が奏功し、需要が減少した」と説明。
 停電する際は「事前に対象地域の警察や鉄道各社などには個別に連絡した」(東電)が、14日早朝から実施する計画停電の公表が13日夜にずれ込んだため、首都圏の鉄道は大きく混乱した。
 JR東日本は上越、長野両新幹線で一部運休、在来線の運行も山手線や中央線快速などの一部にとどまり、知らずに駅に来た通勤、通学客であふれかえった。私鉄や地下鉄は同社の電力に頼らざるを得ないため計画停電の時間帯や区間を運休とするなど、大きな影響が出た。
 東電は津波の被害を直接受けていない千葉県や東京都内の火力発電所の復旧を急ぎ、定期点検中の火力の立ち上げを早めるなど、4月中に1000万キロワット分の供給力を回復させるという。中央官庁などが集まる都内の千代田区、港区、中央区の都心部は計画停電の対象地域から外れている。

初の計画停電、鉄道が大混乱 15日は早朝から実施も 2011年3月14日 日経夕刊
 東京電力は14日、東日本巨大地震に伴い、順番に電力供給を止める計画停電(輪番停電)を同日午後5時ごろから1時間半程度、茨城、千葉、山梨、静岡各県の一部地域で実施した。14日早朝から予定していた一部地域の停電は見送ったものの、首都圏の鉄道は大きく混乱した。15日については「早朝から実施に踏み切る可能性が高い」としており、午前5時から5時半の間に判断する。
 計画停電の実施は1951年の同社設立以来初めて。静岡県富士市内では多くの場所で信号が消え、警察官87人が手信号で交通整理をするなどして対応した。
 15日以降については、東電は14日、停電を行う対象地域の5つのグループ分けを再び変更した。今後も、変更される可能性がある。午前6時20分から順次3~6時間ずつの停電を予定。15日の供給力は3300万キロワットで、ピーク時(午後6時~同7時)の需要量を3700万キロワットと想定している。
 藤本孝副社長は14日夜の記者会見で「鉄道含め電力需要の増加が見込まれ、15日は早朝から計画停電に踏み切る可能性が高い」と述べた。JRや私鉄各社、地下鉄は15日も運行本数を大幅に減らす。東京メトロが通常の5割。西武鉄道が、さらに運行区間を縮小する。
 東電によると、14日は、停止した福島第1、第2原子力発電所が稼働しなくなった影響で、電力供給能力が減少。夜間点灯が始まる午後6時から同7時のピーク時に供給力を100万キロワット程度上回る電力需要を見込んだため、差を埋めるため4県の約11万3千世帯を対象に計画停電を実施した。
 この日早朝から順次予定していた第1~第4グループ地域の計画停電は電力需要が想定を下回ったとして見送られた。
 一方、計画停電の詳細の公表が13日夜にずれ込んだため、14日は首都圏の鉄道が大きく混乱。JR東日本は上越、長野両新幹線で一部運休、在来線の運行も山手線や中央線快速などの一部にとどまり、通勤、通学客であふれかえった。
 私鉄や地下鉄は同社の電力に頼らざるを得ないため計画停電の時間帯や区間を運休とするなど、大きな影響が出た。東電は停電によって鉄道運行に影響が出ないよう鉄道会社側と協議する方針。
 東電は計画停電を4月末まで実施する予定で、東京湾周辺の火力発電所を復旧させるなどして、4月中に1000万キロワット分の供給力を回復させるという。都内の千代田区、港区、中央区の都心部は計画停電の対象地域から外している。

避難所も計画停電、東電謝罪「被災地考慮せず」 2011年3月14日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110314-OYT1T00710.htm
 この日の計画停電では、千葉県旭市など、被災地も含まれ、避難所が停電した。
 東京電力は14日夜の記者会見で、停電エリアを選定する際に「被災地かどうかは考慮に入れなかった」とし、「結果として非常に申し訳ない」と謝罪した。

首都圏の私鉄、運休・本数減続く 2011年3月14日 日経夕刊
 首都圏の私鉄は14日午後も、東京電力の計画停電の影響で運休や本数減が相次いだ。
 京王電鉄は京王線が午後6時~10時、調布以西の区間で運休。以降は終電まで全線で再開する。終日運行の井の頭線とともに通常の半分程度の本数だ。
 西武鉄道は全線各駅停車のみ。池袋線が午後4時半ごろから9時ごろまで練馬高野台~西武秩父間を、9時ごろから10時半ごろまで小手指~西武秩父間を運休する。新宿線は4時半ごろから9時ごろまで鷺ノ宮~本川越間が運休。多摩川線は5時半~10時半ごろまで全線運休する。国分寺線と拝島線は9時まで運休し、その後は終電まで運行。豊島線は全線で運行する。
 東京急行電鉄は東横線は午後5時半まで渋谷~武蔵小杉間のみ、その後は全線で運行。目黒線も5時半まで目黒~武蔵小杉間のみ運行した後、終電まで運行する。田園都市線は午後5時半まで全線運休後、7時まで渋谷~あざみ野間のみ運行。終電までは全線が復旧する。大井町線も5時半まで大井町~二子玉川間だけで運行し、その後は全線で運行する。
 小田急電鉄は新宿~経堂間で運転。午後8時をめどに新宿~小田原間、9時半をめどに相模大野~片瀬江ノ島間の運転再開を予定している。
 東京メトロは全線で運転しているが、運行本数は通常の5割程度。都営地下鉄も通常の7割程度の本数で運行している。また、都電荒川線は午後8時ごろまで、日暮里・舎人ライナーは午後8時半ごろまで運休する予定。
 京急電鉄は午後3時半以降に順次、全線運休しており、再開は未定という。京成電鉄は午後5時ごろまで全線運休。以後は千葉線、千原線を除き運転を再開するが運行本数は通常の5割程度の見込み。
 みなとみらい線を運行する横浜高速鉄道では、東急との直通運転を5時半ごろに再開する予定。東葉高速鉄道は西船橋~東葉勝田台間で折り返し運転、相模鉄道は二俣川~海老名間を終日運休する。
 つくばエクスプレスは午後9時から全線で運転再開。一方、ゆりかもめは通常の8割程度のダイヤで終日、運行する。

「東電は備え甘すぎる」…鉄道大混雑 2011年3月14日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110314-OYT1T00515.htm
 未曽有の地震の影響で、首都圏の機能不全が現実になり始めた。
 東京電力は14日午前、戦後初の計画停電に向けた準備に入り、日本の人口の4割近くを占める管内の1都8県では、朝から鉄道の運休や病院の開院の遅れが続出。かろうじて走る電車にはドアが閉まらないほどの人が押し寄せ、地震で延期していた卒業式の中止に踏み切った高校も。「東京電力は備えが甘すぎる」「ニュースでは停電回避と言っていたのに、動いていない電車ばかり」。通勤客らからは悲鳴と憤りの声が相次いだ。
 「ホームが大変混み合っており、ただいまから入場規制させていただきます」
 東京都のJR吉祥寺駅では午前6時35分、駅員がこう言いながら自動改札機の前にロープを張ると、改札前に人が殺到した。「電車はいつ来るんだ」「この駅は動いているはずじゃないの?」。詰め寄る乗客たちに、駅員は「こちらもわからないんです」などと繰り返した。人だかりはどんどん大きくなり、駅員は拡声機を使って入場を制限、行列は午前8時過ぎには数百メートルに延びた。
 20分遅れで到着した東京行きの中央線快速電車には乗客が無理やり乗り込もうとして、ドアが閉まらないほど。西東京市の女性会社員(72)は「あまりに混んでいて、怖くて乗るのをやめました」と青ざめていた。
 東京駅の中央線ホームでは疲れ果てた表情のサラリーマンがはき出された。埼玉県北本市の会社員館野一広さん(60)は朝5時20分に家を出て車で中央線の荻窪駅へ。ホームで長時間待たされ、午前9時にようやく到着した。「30分以上の遅刻です」と力なく笑った。池袋駅では埼京線などが止まっていて、さいたま市に向かう東京都豊島区の会社員佐藤宗広さん(43)は「朝の停電回避というニュースを見てきたが、動いていない電車ばかり。いいかげんにしてほしい」と憤っていた。
 JR横浜駅は改札口が封鎖され、本数を減らして運行する京浜急行に通勤客らが殺到。午前7時過ぎには数千人が列を作った。横浜市神奈川区の男性会社員(47)は、「今夜は会社に泊まることも覚悟しています」。同市西区の自営業男性(38)は「駅に来るまで情報がなかった。停電が4月まで続くことを考えると、対策が必要では」と不安を表した。

「出勤難民」が夕には“帰宅難民”に 「けさはタクシー代が…」 2011年3月15日 産経
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110314/trd11031421160034-n1.htm
 「どうやって帰ればいいの。そっから先は電車ないの?」 「ございません」
 東京電力の「計画停電」の影響で14日朝から混乱が広がった首都圏の交通網。夕方以降、運転を見合わせていたJR各線でも順次運転が始まったが、運転再開は一部区間にとどまった。東京駅の改札口では、帰宅の手段を失い、何とか帰宅方法を聞き出そうと駅員に詰め寄る人もいた。
 東京と神奈川方面を結ぶ大動脈の東海道線は約30分間隔で運転を再開。ただ、途中の藤沢(神奈川県)までの折り返し運転となった。平塚市や小田原市など藤沢より遠方に帰ろうとする人は電光掲示板の前で呆然(ぼうぜん)と立ちつくし、意を決したように電車に乗り込んでいた。
 自宅近くの小田急江ノ島線長後駅からバスを乗り継ぎ、横浜駅からタクシーで東京までたどり着いたという藤沢市の女性会社員(26)は「今朝はタクシー代が1万1300円もかかった。藤沢から先、どうやって家まで帰ればいいのか」と途方に暮れていた。
 運転している私鉄や地下鉄を乗り継いで東京都千代田区の会社まで通勤したという横浜市戸塚区の男性会社員(36)は、「計画停電は仕方ないが、『やる』『やらない』と二転三転したのは混乱を招いた。納得いかない」と東京電力の対応に怒りをぶつけた。
 三重県松阪市から東京観光に来たという会社員、桑原由布子さん(21)は「新宿駅がすごい人で電車にも乗れず、タクシーで東京駅まで来た。これから夜行バスで三重に戻ります」と疲れた表情で話した。

鉄道事業者、停電対象外に 国交省が要請 2011年3月14日 日経夕刊
国土交通省は14日午前、東京電力に対して東日本巨大地震を受けた計画停電の対象から鉄道事業者を外すなどの対応を促すように、資源エネルギー庁に申し入れた。仮に対象から外すことが難しければ、鉄道事業者に影響する停電の地域や時間帯の縮小などを検討するように要請している。首都圏などの交通網の混乱を避けることが狙い。

新生銀、個人向けに復旧支援融資を開始 2011年3月15日 日経
 新生銀行は14日から東日本巨大地震で被災した企業や個人向けに復旧支援融資を始めた。罹災(りさい)証明書などがあれば低利融資が受けられる仕組み。企業向けでは、最大2000万円を年1.475%の変動金利で貸し出す。
 個人向けでは、住宅の新築や購入資金を対象とする住宅ローンで金利を大幅に優遇するほか、最大50万円の無担保ローンを年1.88%で提供する。
 新生銀は同日、義援金として1億円を拠出すると発表した。






 大地震の死亡・不明者数ですが14日午後の時点で5900人に…。そして原発は一時期の危機よりは多少マシになったものの、まだまだ予断を許さない状況のようです。
 そして、昨日の早朝から首都圏を大混乱に陥れた計画停電ですが、今日は工場も操業を再開するとことが増える見込みなことから、早ければ早朝から実施するようです。
 ん…。東京電力なら大量に電気を消費する事業所くらい把握しているでしょうし、そういった電力を大量に使用する事業所の電力供給を制限することで計画停電を実施しないという選択肢はないんですかねぇ…(溜息
 まだ、健康な方は生活が多少不便になったり、電車通勤が苦痛になる程度の被害で済むとしても、中には在宅酸素療法を行って自宅療養している方だっているでしょうし、そんな方が予備の酸素ボンベを使い果たした上で電力供給が突然遮断されて命にかかわる症状が出たら一体誰が責任を取るのか、また病院だって十分な治療ができずに命が救えなくなる可能性もあるでしょうし、一律停電は社会的弱者まで巻き込むという当たり前の現実をもっと真摯に受け止め、どうしても実施する場合でも不測の事態に備えて対策を二重三重に考えていくべきではないかと考えます。

週明け14日のアジア株式はフィリピンとタイ、インドが大幅上昇

2011-03-15 05:12:26 | Weblog
中国・香港株式市場・大引け=上海はほぼ変わらず、香港は反発 2011年03月14日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK885983220110314
 14日の上海市場は、ほぼ変わらずで引けた。東日本大震災後に発生した原子力発電所の事故を受け、原子力発電関連株が大幅に下げた。一方、震災からの復興で需要が増加するとの期待から、鉄鋼メーカーなど建設関連株は堅調となった。
 上海総合指数は3.831ポイント(0.13%)高の2937.627。
 原子力発電関連株では、東方電機が商いを伴い、6%下落。上海電気も2.9%安となった。
 Xiangcai Securitiesのアナリスト、Cheng Yi氏は「中国の原子力発電関連の建設にも影響が出るとの懸念が高まっている」との見方を示した。
 香港株式市場は反発して終了。インフラ関連株の上げに支援された。ただ、一部の投資家は、日本の大震災の影響を見極めようと様子見姿勢を取っており、出来高は低水準となった。
 ハンセン指数は96.10ポイント(0.41%)高の2万3345.88。
 ハンセン中国企業株指数(H株指数)は130.74ポイント(1.03%)高の1万2882.75。同指数は鉄鋼・石炭株の上昇に支援された。
 日本からの需要を受けて価格決定力が強まるとの期待から鉄鋼株は買われた。鞍鋼新軋鋼は4.8%急伸。馬鞍山鋼鉄は2.7%高。
 石炭株も上昇。鉄鋼メーカー向け主要原材料としてや、日本で原子力に代わる資源として需要が増加し、石炭セクターが恩恵を受けるとの見方が背景。
 ヤン州煤業は5.25、神華能源は2.7%それぞれ値を上げた。
 一方、ハンセン不動産株指数は下落。香港の住宅金利上昇により不動産市場が圧迫されるとの懸念から、この日唯一下げたセクターとなった。新鴻基地産(サンフンカイ・プロパティーズ)は1.4%安。長江実業は0.7%安。

台湾株式市場・大引け=3営業日続落、自動車・観光・金融株が大幅安 2011年03月14日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK885973420110314
 週明け14日の台湾株式市場の株価は3営業日続落し、終値ベースで3カ月超ぶりの安値で引けた。東日本大震災を受けて、自動車株や、新光金融など金融株、晶華酒店などホテル株が下落したことが圧迫した。
 加権指数は前営業日終値比47.80ポイント(0.56%)安の8520.02と、昨年11月下旬以来の安値水準で終了した。
 その一方で、プラスチック株指数は4.11%高と大幅上昇。台湾プラスチック(台湾塑膠工業、台プラ)グループ傘下の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は6.6%急伸した。地震により日本の同業他社の生産に障害が出れば、これらの台湾企業に追い風になるとの期待が背景。
 自動車株指数が5.90%安、観光株指数が5.29%安と、特に値下がりした。
 金融保険株指数は3.07%安。日本の第一生命保険が主要株主である新光金融は7%の値幅制限近くまで急落した。

シドニー株式市場・大引け=続落、引けにかけやや持ち直す 2011年03月14日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK885966220110314
 14日のシドニー株式市場の株価は、日本の東日本大震災の影響で主要資源への短期的需要が減少するとの懸念から続落した。ただ、売られ過ぎとの見方から、序盤の下げからやや持ち直した。
 S&P/ASX200指数は前営業日終値比18.434ポイント(0.4%)安の4626.4で終了した。寄り付き直後には1.7%安となった。
 CMCマーケッツの主任市場アナリスト、リック・スプーナー氏は「株式市場は中期的な見通しを示す傾向にある。その時間軸では、復興が十分に進み、日本向け輸出のある多くの豪企業が恩恵を受けるだろう」と指摘した。
 日本の原発での事態を受け、原子力業界の将来に対する懸念が浮上、ウラン鉱業株が急落した。
 英豪系資源大手リオ・ティント子会社のエナジー・リソーシズ・オブ・オーストラリアは12.2%、パラディン・エナジーは16.5%の大幅安。
 保険株も安い。日本の震災で再保険コストが一段と高まるとの観測から売られた。インシュアランス・オーストラリア・グループは2.6%安、サンコープは1.3%安。
 一方、日本の製鉄会社が計画停電のため生産停止したことで、日本の国内需要が満たされず、輸入を余儀なくされるとの思惑から、鉄鋼株が上伸した。
 豪製鉄最大手ブルースコープ・スチールは7.8%高。同業のワンスチールが1.7%高。
 石油・ガス大手ウッドサイド・ペトロリアムは、原子力エネルギーへの懸念からガス生産会社が恩恵を受けるとの見方で1%高となった。

ソウル株式市場・大引け=反発、鉄鋼・石油株に買い 2011年03月14日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS885977220110314
 14日のソウル株式市場は一時の下げから持ち直し、反発して引けた。前週末発生した東日本大震災により日本の製造業各社に支障が出るとの観測を背景に、鉄鋼・石油関連株が買われた。
 総合株価指数(KOSPI)は15.69ポイント(0.80%)高の1971.23で引けた。
 新韓投資の市場アナリスト、Lee Sun-yeb氏によると、東日本震災が世界経済に影響するのではとの懸念が後退し、投資家の関心は、震災で日本の製造業に支障が出ることが追い風になりそうな銘柄へと移った。
 アナリストらは、今後日本の投資家が海外から資金を引き揚げて長期的に円高が進むとの見通しから、輸出銘柄が恩恵を受けるとみている。
 石油精製株が急伸。Sオイルが13%高、SKイノベーションは6.7%高だった。
 メモリーチップ・メーカーも大幅高。世界最大手のサムスン電子は4.4%高、同2位のハイニックス半導体は8.7%高。
 鉄鋼株も高い。復興事業で需要が高まるとの期待や供給懸念から買われた。世界3位のポスコは8.3%高、現代製鉄は10.1%高と急伸した。
 一方、鋼板価格が上昇するとの懸念から造船株は軟調。大宇造船海洋は5.1%安、STX造船は13.3%安と大きく下げた。
 韓国航空は7.3%安、ハナツアーは13.7%安。震災の影響で日韓両方の観光客数が減ることを懸念して売られた。
 日本の被災地にある原子力発電所の施設で爆発が起きたのを受け、安全性への懸念が高まり、原子力発電に関連する銘柄も軟調。韓国電力公社(KEPCO)は14.7%安、韓電KPSは14.8%安と急落した。



 週明け14日のアジア株式市場ですが、急落した日本株式市場とは対照的に、日本の地震後の復興需要に期待する動きが出たのか、上昇する市場が多く、中国各市場が0.27%安~0.88%高(上海総合&上海A株は0.13%高)と概ね上昇して終了した他、フィリピンが3.55%高、タイが1.57%高、インドが1.55%高、韓国が0.80%高、インドネシアが0.78%高、香港ハンセンが0.41%高、パキスタンが0.11%高。
 一方、台湾が0.56%安、オーストラリアASXが0.52%安、シンガポールが0.41%安でした。

14日の日経平均は633円安の9620円で終了

2011-03-15 04:59:48 | Weblog
 週明け14日の日経平均は、11日に発生した東日本巨大地震の被害が景気や企業収益に与える悪影響を懸念した売りが膨らんだことに加えて、東電の福島第1・第2原子力発電所の事故や電力供給懸念も不安心理に拍車をかけたこと、為替相場も開始前の8時少し前に一時1ドル80円80銭まで円高が進行したことから、先週末終値(10254円43銭)よりもいきなり210円近く安い10044円17銭でスタートし、その直後に一旦10049円92銭をつけるも、9時半少し前まで下落が止まらず9650円近くまで下げた後、午前10時頃に9800円近くまで戻して午前は前週末比464円88銭安い9789円55銭で終了。
 午後に入ると、再び下値を模索し始め、午後開始直後に9600円近くまで下落した後、14時半少し前に一時9578円65銭まで下落。終値ベースでも前週末比633円94銭(6.18%)安い9620円49銭で終了(6.18%安)しました。
 トピックスは、前日比68.55ポイント安い846.96ポイントで終了(7.49%安)。ジャスダック平均は前週末比132円70銭(10.14%)安い1176円54銭と日経平均以上の下落率を記録しました。

 それにしても、午後5時~午後6時半頃までの東京株式市場が終了した後かつ第5グループ(当初の予定は午後3時20分~午後7時)で、しかも地域も限定したとはいえ、まさか計画停電を、しかも(病院や鉄道など基本インフラを例外扱いするなど)事業目的も区別せずに、本当に地域別に乱暴に区切って行うとは…(吃驚
 これでは、投資家は安心して株式投資などできませんし、東京電力の『電力需要超が供給量を上回りそうな場合に発表する』という姿勢では投資家の不安心理を必要以上に煽るだけのこと。建設特需が期待できる一部銘柄を除いて全面安となってしまうのも無理もないと思いますし、このままでは外国人投資家にも日本株を見限られかねないかと思います。

 東証1部の94%弱にあたる1571銘柄で下落して、一方上昇したのは103銘柄、変わらずが3銘柄。
 上昇したのは建設関連銘柄と低株価銘柄を中心に、飛島建設が82.61%高、佐田建設が78.95%高、サクラダが75%高、東洋建築が62.5%高、若築建設が60%高、世紀東急工業と山水電気が50%高、40%台の上昇が8銘柄、30%台の上昇が8銘柄、20%台の上昇が14銘柄、10%台の上昇が21銘柄。
 一方、近畿日本ツーリストが34.92%安、常磐興産が34.65%安、日本アジア投資が30.39%安、アークが29.13%安、東日カーライフグループが27.83%安、サニックスが26.97%安、東芝プラントシステムが26.50%安、レナウンが25.98%安、田崎真珠が25.97%安、アイフルが25.76%安、大東銀が25.37%安、ルックが25.25%安、ナイガイとC&Iホールディングスが25%安、豊和工業が24.27%安、住江織物が24.02%安、クレオスが24%安、サンフロンティア不動産が23.96%安、富士興産とアドバネクスが23.91%安、日本コロムビアが23.91%安、東北銀が23.88%安、不動産のランドが23.81%安、デジハ―ツが23.58%安。そして東京電力が23.57%安となるなど、20%以上下落した銘柄だけでも87銘柄!!!
 銀行は地震の深刻な被害を受けた地区の地銀を中心に大幅下落となる銘柄が目立ち、84全銘柄で2%半以上の正に全面安となり、うち10%以上下落した銘柄だけでも、大東銀が25.37%安、東北銀が23.88%安、東邦銀が22.35%安、福島銀が21.67%安、北日本銀が19.77%安、筑波銀が18.60%安、東和銀が17.24%安、みちのく銀が17.16%安、東日本銀が14.29%安、岩手銀が13.82%安、フィデアHDが12.30%安、七十七銀が11.98%安、池田泉州HDが11.90%安、千葉興業が11.72%安、秋田銀が11.54%安、トモニHDが11.44%安、青森銀が11.28%安、清水銀が11.25%安、宮崎銀が10.24%安、北越銀が10.11%安となるなど22銘柄あり、5%以上の下落も77銘柄。
 都銀株も、みずほ信が11.63%安となったのを筆頭に、みずほFGが10.49%安、住友信が9.78%安、中央三井が9.76%安、りそなHDが7.64%安、三菱UFJが7.19%安、新生銀が7.02%安、三井住友FGが6.41%安、あおぞら銀が4.02%安。
 証券も、水戸が20.15%安となったのを筆頭に、岩井コスモが18.67%安、東洋が17.14%安、東海東京が14.69%安、極東が14.33%安、光世が14.29%安、丸三が12.09%安、いちよしが11.79%安、カブドットコムが11.21%安、岡三が10.76%安、松井が10.60%安、みずほインベスターズが10.47%安、マネックスが10.26%安で、野村は8.90%安、みずほ証が8.68%安、大和が7.00%安。
 保険セクターも第一生命が18.87%安、T&Dが12.55%安、東京海上が12.42%安、ソニーFGが11.72%安、NKSJHDが11.59%安、MS&ADが9.08%安で、富士火災は2.76%安。
 部品供給に不安のある自動車・自動車部品会社株も50全銘柄で下落となり、うち10%以上下落した銘柄だけでも3分の2強の37銘柄となり、富士機工が22.66%安、市光工業が22.27%安、エフテックが22.10%安。自動車会社では三菱自動車が11.82%安となったのを筆頭に、マツダが9.95%安、日産が9.52%安、いすゞが9.22%安、トヨタが7.93%安、日野が7.60%安、ダイハツが7.23%安、ホンダが6.50%安で、スズキが3.90%安。まあ、自動車産業は東北地方にも協力会社も多いでしょうし、部品供給を巡る報道を巡って今後も激しく変動する可能性は引き続き残っているのではないかと思います。
 ちなみに、大証夜間取引では一時9420円まで下落した後、9500円を回復したようです。