NY株反落、終値51ドル安 巨大地震の影響を懸念 一時140ドル超下げ 2011年3月15日 日経
14日の米株式相場は反落し、ダウ工業株30種平均は前週末比51ドル24セント安の1万1993ドル16セント(速報値)で終えた。東日本巨大地震で日本の経済活動が停滞し、世界景気の重荷になるとの見方から売りが出た。日本株の急落につれ安した面もあった。ダウ平均の下落幅は一時140ドルを超えた。ただ、地震の影響の広がりを見極めたいとの雰囲気もあって一段と売り進む動きにはつながらず、相場は引けにかけて下げ幅を縮めた。
地震や津波の被害に伴い保険会社の賠償額が膨らむ可能性があるとして保険株の一角が下落。日本からの部品供給が滞るとの見方から、航空機大手ボーイングやハイテク株の一部も売られた。東京電力の福島の原子力発電所事故を受けて、原子炉製造を手掛けるゼネラル・エレクトリック(GE)にも売りが膨らんだ。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同14.64ポイント安の2700.97(同)で終えた。
NY原油、小反発 4月物は101.19ドルで終了 中東情勢懸念で 2011年3月15日 日経
14日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は5営業日ぶりに小反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物は前週末比0.03ドル高の1バレル101.19ドルで取引を終えた。11日の東日本巨大地震を受けて売りが先行したが、中東・北アフリカの政情不安を背景とした買いが次第に優勢となった。
サウジアラビア軍を中心とする湾岸協力会議(GCC)の部隊が14日、反体制デモが続くバーレーンに入ったと伝わった。治安維持が目的だが、外部の介入が反体制派の勢いを加速させるとの懸念もある。中東・北アフリカ情勢の混乱が周辺産油国にも広がれば原油供給が減るとの思惑から原油が買われた。
ただ、地震で日本の原油需要が減るとの見方から、朝方は売りが優勢だった。14日は世界的に株式相場が軟調に推移し、投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方から原油を売る動きもあったという。早朝の時間外取引で一時98.47ドルまで下落し、1日以来ほぼ2週間ぶりの安値を付けた。
ガソリンは3日続落。ヒーティングオイルは3営業日ぶりに反発した。
NY金、小幅続伸 4月物1424.9ドルで終了 地震でリスク回避 2011年3月15日 日経
14日のニューヨーク金先物相場は小幅に続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前週末比3.1ドル高の1トロイオンス1424.9ドルで終えた。11日の東日本巨大地震を受けて、逃避資金の受け皿となりやすい金にリスク回避目的の買いがやや優勢となった。
地震が日本や世界経済に与える影響を巡って不透明感が強く、世界の株式相場が総じて軟調に推移した。実物資産の裏付けがある金には運用リスクを避けたい投資家からの買い需要が増すとの見方から金が買われた。
もっとも、上値は重かった。トヨタ自動車など自動車大手各社が地震を受けて、日本国内の工場の操業を一時休止すると発表した。自動車部品に使うプラチナの需要が減るとの見方からプラチナ先物が大幅に下落。つれて金が売られたとの声も聞かれた。 銀とプラチナは反落した。
週明け14日のNY株式市場は、東日本大震災による影響への懸念が相場を圧迫し、終盤戻したものの主要3市場とも下落。
NYダウも、終日先週末終値(12044ドル40セント)を下回って推移して、開始直後の下落から午前10時に12020ドル近くまで一旦戻したものの、午後1時少し前に一時11897ドル31セントまで売り込まれましたが、その後は時折もみ合いながらも回復トレンドで推移。結局終値ベースでは先週末比51ドル24セント安い11993ドル16セントまで戻して終了(0.43%安)しました。
ナスダックは、先週末比14.64ポイント安い2700.97ポイントで終了(0.54%安)。
S&P500種も、先週末比7.89ポイント安い1296.39ポイントで終了(0.60%安)しています。
ダウ構成30銘柄中23銘柄で下落となり、GEが2.16%安、ベライゾンが1.87%安、ウォルトディズニーが1.61%安、マクドナルドが1.38%安、コカコーラが1.34%安、ボーイングが1.26%安、ホームデポが1.24%安など。
金融株も、バンカメが1.04%安、JPモルガンチェースが0.96%安、アメックスが0.84%安でした。
NY原油は、先週末比3セント高い1バレル101ドル19セントで終了。
NY金は、先週末比3ドル10セント高い1トロイオンス1424.90ドルで終了しています。
14日の米株式相場は反落し、ダウ工業株30種平均は前週末比51ドル24セント安の1万1993ドル16セント(速報値)で終えた。東日本巨大地震で日本の経済活動が停滞し、世界景気の重荷になるとの見方から売りが出た。日本株の急落につれ安した面もあった。ダウ平均の下落幅は一時140ドルを超えた。ただ、地震の影響の広がりを見極めたいとの雰囲気もあって一段と売り進む動きにはつながらず、相場は引けにかけて下げ幅を縮めた。
地震や津波の被害に伴い保険会社の賠償額が膨らむ可能性があるとして保険株の一角が下落。日本からの部品供給が滞るとの見方から、航空機大手ボーイングやハイテク株の一部も売られた。東京電力の福島の原子力発電所事故を受けて、原子炉製造を手掛けるゼネラル・エレクトリック(GE)にも売りが膨らんだ。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同14.64ポイント安の2700.97(同)で終えた。
NY原油、小反発 4月物は101.19ドルで終了 中東情勢懸念で 2011年3月15日 日経
14日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は5営業日ぶりに小反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物は前週末比0.03ドル高の1バレル101.19ドルで取引を終えた。11日の東日本巨大地震を受けて売りが先行したが、中東・北アフリカの政情不安を背景とした買いが次第に優勢となった。
サウジアラビア軍を中心とする湾岸協力会議(GCC)の部隊が14日、反体制デモが続くバーレーンに入ったと伝わった。治安維持が目的だが、外部の介入が反体制派の勢いを加速させるとの懸念もある。中東・北アフリカ情勢の混乱が周辺産油国にも広がれば原油供給が減るとの思惑から原油が買われた。
ただ、地震で日本の原油需要が減るとの見方から、朝方は売りが優勢だった。14日は世界的に株式相場が軟調に推移し、投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方から原油を売る動きもあったという。早朝の時間外取引で一時98.47ドルまで下落し、1日以来ほぼ2週間ぶりの安値を付けた。
ガソリンは3日続落。ヒーティングオイルは3営業日ぶりに反発した。
NY金、小幅続伸 4月物1424.9ドルで終了 地震でリスク回避 2011年3月15日 日経
14日のニューヨーク金先物相場は小幅に続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前週末比3.1ドル高の1トロイオンス1424.9ドルで終えた。11日の東日本巨大地震を受けて、逃避資金の受け皿となりやすい金にリスク回避目的の買いがやや優勢となった。
地震が日本や世界経済に与える影響を巡って不透明感が強く、世界の株式相場が総じて軟調に推移した。実物資産の裏付けがある金には運用リスクを避けたい投資家からの買い需要が増すとの見方から金が買われた。
もっとも、上値は重かった。トヨタ自動車など自動車大手各社が地震を受けて、日本国内の工場の操業を一時休止すると発表した。自動車部品に使うプラチナの需要が減るとの見方からプラチナ先物が大幅に下落。つれて金が売られたとの声も聞かれた。 銀とプラチナは反落した。
週明け14日のNY株式市場は、東日本大震災による影響への懸念が相場を圧迫し、終盤戻したものの主要3市場とも下落。
NYダウも、終日先週末終値(12044ドル40セント)を下回って推移して、開始直後の下落から午前10時に12020ドル近くまで一旦戻したものの、午後1時少し前に一時11897ドル31セントまで売り込まれましたが、その後は時折もみ合いながらも回復トレンドで推移。結局終値ベースでは先週末比51ドル24セント安い11993ドル16セントまで戻して終了(0.43%安)しました。
ナスダックは、先週末比14.64ポイント安い2700.97ポイントで終了(0.54%安)。
S&P500種も、先週末比7.89ポイント安い1296.39ポイントで終了(0.60%安)しています。
ダウ構成30銘柄中23銘柄で下落となり、GEが2.16%安、ベライゾンが1.87%安、ウォルトディズニーが1.61%安、マクドナルドが1.38%安、コカコーラが1.34%安、ボーイングが1.26%安、ホームデポが1.24%安など。
金融株も、バンカメが1.04%安、JPモルガンチェースが0.96%安、アメックスが0.84%安でした。
NY原油は、先週末比3セント高い1バレル101ドル19セントで終了。
NY金は、先週末比3ドル10セント高い1トロイオンス1424.90ドルで終了しています。