日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

床下の本棚

2005-06-10 | 仕事・建物
 10年前のお宅の書斎です。

古い民家の雰囲気が好きなご家族です。
新築の家の柱や梁を塗装で着色、白の漆喰壁のコントラストでまとめました。
唯一浴槽は白いタイルに、渋いピンクとモスグリーンの配色で模様を付けましたが、「ここだけ派手」と後から指摘されました。

書斎は奇想天外な「床下本棚」
書斎の床を上げた分だけを本棚に。
床板をめくって本を取り出します。
仕舞った本の場所が分からなくなったら悲惨ですが、「床に座ったまま本を取りだせる」とご希望でした。
厚い桧の床は歩くとカタカタと鳴り、懐かしい感じ。

横には自在鉤がぶら下がった「いろり」
同じ板で蓋をしています。
天井からは紙張りの提灯のペンダント。
職人さんは「居酒屋さんみたい」と。

長いこと座卓と座椅子と脇息でお仕事をされていましたが、腰痛でとうとう椅子の机に交換されてしまいました。
床はカーペット敷きに。
残念!!

今もお付合いのあるお宅です。
コメント
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