日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

遊歩道のサルビアと90歳超翁

2005-10-20 | 仕事・建物
 今日は築5年目のお宅をお尋ねした。

ご両親の寝室をお布団からベッドへ変えたいとのこと。
今どきの介護用ベッドは種類が豊富。
ケアマネージャーさんにどれが良いのか聞くと
「ベッドを入れた経験が無いので・・」と。
丁度他の用事で電話をしたところ相談され
「伺いましょうか?」
「誰に相談したら良いのか途方に暮れていたの」

食堂から一段上がった掘り炬燵の居間に幸せそうなご両親。
障子をバックに絵になる風情。
二人で交互に段差の手摺をつかまるところや、
入浴、トイレの動作をして見せてくれます。
「今のまま工夫ををして暮らすので結構」
「便利にしすぎないほうが良い」
と実に前向きなご両親です。

手摺を付け加えるるもりが、今後の様子見に先送り。
90歳をとっくに越えられたお父さんは、
それから電車に乗って一人で3時間近くもお出かけ。
「お父さんには本当に感心してしまう」
娘にこんな言葉を言わせられる父親なんて、
めったにいないでしょう。

多摩湖につながる遊歩道はサルビアが真っ盛り。
何時来てもお花が咲いている
建て主さんご自慢の遊歩道です。
コメント
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