日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

堂場舜一「孤狼(ころう)」\0

2005-12-30 | 読書
 今年最後の本を読み終えた。(41冊目)
「孤狼(ころう)」堂場舜一
「雪虫」「破弾」に続く刑事・鳴沢了のシリーズもの
もう1冊「熱欲」が出版されているが、まだ読んでいない。

鳴沢了は新潟県警から警視庁の多摩署に行き今回は青山署にいる。
その度に突っ張りながらも、事件を解決してゆく。
今回は150キロの相棒と行方の見えぬ事件を追う。
この相方が仕事よりご飯が大事という変わり者。
将来は親のお寺を継いで坊主になる
「何事もあるように受け入れる」
かなり変わった刑事である。
スリムな体形と禁欲的に仕事一筋に打ち込む鳴沢とは大違い。

警察の派閥と腐敗を生まれついた正義感で成敗する。
刑事鳴沢は禁欲的なわりに、今回は女性2人が登場する。

最後のクライマックスは妙高の別荘地。
この秋に行った辺りで、「イモリ池」が出てきてより親密感が増した。
途中探っている真相が分からずにイラつくところもあるが
このシリーズは外れが無い。

読んでいない「熱欲」は青山が事件現場かもしれない。

読みたい本が見つかって嬉しい。
次のシリーズでは不仲の父親がどうなるか?
こちらも楽しみ。

本は映画よりず~~と面白い!!

年明けは恒例の検死官スカーペッタシリーズ
パトリシア・コーンウエル著「神の手」か、
懐かしの安部公房か?(20代の頃の愛読書)
読みたい本が用待っていて、良い年明けを迎えられそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする