日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

奇っ怪伝奇小説「迎え火の山」

2007-03-24 | 仕事・建物
早めに仕事を切り上げて読みかけの本にとりかかった。

文庫本を見かけたら即、読むことになった作家
「熊谷達也」
文庫本にしては厚い564ページ
帯には「正と死の臨界に迫る傑作伝奇ミステリー」
熊谷達也イコール「マタギ」とは違いそうながら読み進めた。

読後の感想は「ナンだか凄い!」
まさに現代版怪奇小説
聖徳太子時代の権力闘争が現代に形を変えて復活
月山のふもとの村で村おこしの一環として
絶えていた「迎え火」を復活させる役人
それを阻止しようとする権力闘争の末裔達

読んでいく内にあり得ない話を違和感なく受け入れる
ライターと役人の親友と幼友達
絡み合った筋書きが最後の数ページでどんでん返し。
もう一度読み返さないと理解が出来ない

しかし、凄い物を読んじゃった気分だ。

今年になって読書生活は順調
毎月4冊のペースで12冊
この前は何を思ったか苦手な人気作家の「村上春樹」
新しい発見をしたのでその内書きたい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする