日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

明治神宮「薫風茶会」

2010-03-15 | 趣味・遊び
昨日は明治神宮のお茶会に出席した。
毎年この時期の「薫風茶会」
友人のおばあさまからお母上へ引き継ぎ
近頃はお嫁さんがお席の主を務めている。

明治神宮は昨年の世界遺産登録に次ぎ
今年は「清正井」が人気になり庭園入り口では行列ができていた。
幸い「お茶会の方はこちら」と行列はパスできた。

お茶会場の隔雲邸は明治33年に建てられ、
戦災で焼失したのを昭和33年再建した建物で
京間8畳のお濃茶席と景色のいい立礼のお薄席
友人と3人でお濃茶席へ座ると掛け軸「孤舟載月」
意味は「一人舟を浮かべ、月に向かう情景」とネットにあったが
「一人舟にいると月も乗っている」気がする、席主に訪ねそびれたのが残念・・



お庭に向かった待合でお弁当を頂いたが
春の日差しの先に都会とは思えぬのんびりとした景色
カラスの声が場違いに聞こえる。
パワースポットの清正井は池沿いを右手に行った先にひっそりとある。
随分と前に一度だけ言ったことがあるが、
今頃急にスポットを浴びることに驚いている。
友人は「・・の神社はご利益があった」と話していたが
そもそも何をもってご利益というのか「無信心」の私には分からない。



井戸に向かう友人と別れて帰り際
大鳥居にカメラを向けていると
「写真を撮りましょうか?」通りすがりの男性に声をかけられた。
「結構です」「ありがとうございます」厚意に感謝をしたものの「あらら・・」戸惑った。



明治神宮は「鎮座90年」節目の年になっていた。
以前テレビで「200年経って自然の森になるように設計した」と聞いた。
今でも十分に立派な森になっているが、まだまだ進化の途中らしい。
コメント
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