昨年はあまり本を読まなかった。
例年なら月に4冊位読む筈が、昨年は月に2冊チョイしか読んでいなかった。
どうしていたんだろう??
そんな昨年の「赤猫異聞」前に読んでいた1冊
天野節子著「彷徨い人」幻冬社文庫刊
天野節子は「氷の華」「目線」「烙印」に続く4冊目
ごく普通の市井の人々の心理を描き
ちょっとした大事なものを手放したくないがゆえに
人を殺めてしまう・・物語を進める。
親しい女友達4人で旅行を計画していた
突然そのうちの一人が行けなくなり、
お友達ではない人が代理で行くことになった。
楽しい1泊旅行を済ませ、それぞれが家路についたが
一人だけ帰らず行方不明になる。
行方不明の一人を捜す実姉と急遽代理で参加した女性
それぞれが不明の人を捜すが・・
平凡に家庭の不満を口にせず「こんなもん」と暮らしていた。
家族に受け入れてもらえない事は、少し我慢をすれば良い
そんな心境がいつしか、心の底に折りの様によどみ
初めての夫婦喧嘩、
最初で最後の夫婦喧嘩になった。
捨て置けない老母を連れて行く先は・・
人の我慢には何事も限界がある
気持ちを抑えて我慢し続けてはいけない
我慢せずとも一緒にいられる人を見つけなくてはならない
諦観し過ぎてもいけない・・
我慢袋にもキャパはあるもの
瀬戸際に立つ前に逃げ出そう
逃げ出せる方法を考える事も大事
そんな事を感じさせる一冊です。
例年なら月に4冊位読む筈が、昨年は月に2冊チョイしか読んでいなかった。
どうしていたんだろう??
そんな昨年の「赤猫異聞」前に読んでいた1冊
天野節子著「彷徨い人」幻冬社文庫刊
天野節子は「氷の華」「目線」「烙印」に続く4冊目
ごく普通の市井の人々の心理を描き
ちょっとした大事なものを手放したくないがゆえに
人を殺めてしまう・・物語を進める。
親しい女友達4人で旅行を計画していた
突然そのうちの一人が行けなくなり、
お友達ではない人が代理で行くことになった。
楽しい1泊旅行を済ませ、それぞれが家路についたが
一人だけ帰らず行方不明になる。
行方不明の一人を捜す実姉と急遽代理で参加した女性
それぞれが不明の人を捜すが・・
平凡に家庭の不満を口にせず「こんなもん」と暮らしていた。
家族に受け入れてもらえない事は、少し我慢をすれば良い
そんな心境がいつしか、心の底に折りの様によどみ
初めての夫婦喧嘩、
最初で最後の夫婦喧嘩になった。
捨て置けない老母を連れて行く先は・・
人の我慢には何事も限界がある
気持ちを抑えて我慢し続けてはいけない
我慢せずとも一緒にいられる人を見つけなくてはならない
諦観し過ぎてもいけない・・
我慢袋にもキャパはあるもの
瀬戸際に立つ前に逃げ出そう
逃げ出せる方法を考える事も大事
そんな事を感じさせる一冊です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます