白きギター場末の居酒屋酔いつぶれ耳元には「夢は夜ひらく」
椎名町ガード下なるボロアパート安保騒動怨み節なり
まだ若く胸ときめきしラブレター書くあてもなく酔いどれの日々
かくまでも生きながらえて藤圭子歌姫ゆえに身を投げしとも
猥褻にあらず圭子のエロチシズム黄鐘調とは平岡正明
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日本人の多くはアメリカに期待しているようだが、自分の国は自分で守るしかないのである。産経新聞の「防衛オフレコ放談」は、日本の安全保障問題の核心を突いている。とくに私が注目したのは「米ミサイル防衛の『最高機密』 日本守る気ゼロ」の記事である。そう言い切るには、それなりの理由があった。昨年12月の北朝鮮のミサイル発射に対しての米軍の対応が、その前の昨年4月とは違っていたからだ。昨年4月には米軍のイージス艦は、日本海に2隻、鹿児島沖に1隻が配置についていた。しかし、昨年12月には日本海と鹿児島沖には一隻もいなかった。4隻が展開していたとはいえ、いずれもグアム島や太平洋であった。日本本土の迎撃に関しては、海上自衛隊任せであった。ハワイを念頭に置いての配備であり、自国のことしか念頭に置いていなかったのである。この厳しい現実を、産経新聞は私たちに教えてくれたのである。北朝鮮は日本に到達可能なノドンミサイルを約250発近く保有している。すでに核も搭載されているという。しかし、日米安保条約があるにもかかわらず、米軍はその約束を果たそうとしない。その力がなくなっているのだろう。日本がすぐにやるべきはSM3とパトリオットの増強だが、それと同時に、敵地攻撃を行える防衛力の整備だろう。反撃できなければ、日本人が抹殺されかねないのである。さらに、監視衛星によって、昼夜別なく情報収集に努めることも怠ってはならない。もはやお花畑は通用しないのである。
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保守の正論とは何だろうか。それはマルクス主義の残滓を背負ったサヨクと、国柄の解体を目論む新自由主義を敵とすることだろう。いずれも自分たちを絶対視するプロパガンダを掲げ、マスコミを動員することに長けている。これに対して保守派はどう立ち向かえばいいのだろうか。672年の壬申の乱というのは、天智天皇の息子である大友皇子と、その叔父の大海人皇子との戦いであった。国内の政治を急速に変えようとする勢力を倒して、復古派が実権を奪い返したのである。都が大津から奈良盆地にもどったのもそのためだ。後に天武天皇になる大海皇子は、復古派から担がれたのだった。大化の改新以降、がむしゃらに進めた改革は、日本の国柄に合致しなかった。伴信共によれは、それは「尋常の大義にもいと背け給へる」ことであったために、「神意」でもって内乱となったのである。しかし、権力を手にした天武天皇は、中途でその理想を放棄した。それはまた、王政復古を果たした明治維新の悲劇でもあった。川村二郎は『限界の文学』に収録された「保田輿重郎論」において、保田の「有効性の領域から疎外されたものの悲痛の深さ」を問題視した。それは政治のレベルで語られるべき事柄ではないかも知れないが、日本人の奥深くに根ざした「もののあわれ」なのだろう。安倍首相が政治家として、消費税増税やTPPに前のめりになっているのも、ある種の変節だろう。それでも私は騙されたとは思わない。「もののあわれ」を知るが故に、守るべき日本というものを、今後も主張し続けるだけなのである。時代に抗することが、守るべき日本を明らかにすることなのだから。
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