草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

福島市高湯温泉吾妻屋 5首

2013年08月31日 | 短歌

茂吉なる歌詠み人が好みたる湯につかりけり秋風ぞ吹く

野趣なりし人間なりし露天風呂生まれたままで大の字になる

エメラルド宝石なりし湯の粒は頬笑み浮かべし女神の顔に

訪れるそのたびごとに親しみを高湯温泉吾妻屋恋し

天仰ぐ露天風呂に芒かな山の霊気が満ち満ちており

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福島第一原発事故の処理に国費を直接投入すべきだ!

2013年08月31日 | 災害

 福島第一原発の汚染水の処理に国が全力を挙げて取り組むーと安倍首相は表明したが、ここまで後手後手に回ったしまったのは、東京電力に責任をなすりつけようとした民主党政権時代のツケなのである。汚染水は一日1000トンも敷地内に流れ、それが海にまで流出しているのである。このまま放置することは許されず、もっと踏み込んだ決断が求められる。池田信夫氏が自らのブログで書いているように、一番の問題は民主党政権が「政府は費用を負担しない」ということで、支援機構をつくったことである。1兆円の資本注入を行っても、交付公債による融資の形をとっており、いつかは東電が返済しなくてはならない。これでは東電が及び腰になって当然だ。原発事故による補償と除染、廃炉までのコストは10兆円かかるとみられている。支援機構を温存させたままでは、国費を直接投入できず、事態を鎮静化させることは困難である。国費を直接投入するにあたっての前提として、池田氏は「発電をする事業会社と事故処理する国費の受け皿会社に分離する」ことを提案している。それを行えば、東電任せではなく、責任の所在が明確になる。民主党政権は自分たちの責任逃れのために、銀行は5兆円の東電への融資が吹っ飛ぶことを恐れて、とんでもない事故処理のスキームが出来上がってしまったのである。海を汚染し、国土を汚染することは領土を失うことであり、国の根幹にかかわる。にもかかわらず、東電任せにすることは、無責任極まりないのであり、国が前面に立つべきだ。そのためにも、新たな事故処理のスキームをつくるべきなのである。

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