福島第一原発の事故との戦いは、かつて人類が経験したことがない未踏の世界である。いかに批判にさらされようが、必死に頑張っているのは、東京電力の社員であり、その関係者である。私はその労苦を讃えたいと思う。そこに踏みとどまっているからこそ、福島県から逃げ出さないで暮らしていられるのだ。しかし、徐々に限界に近付いてきているのではないだろうか。安倍首相は、民主党政権と同じような対応をすべきではない。事故を小さく見せてはいけない。真実を伝えることを怠ってはならないのだ。国が本腰を入れることを明らかにしていても、なかなか進まないのは、現実が苛酷であるからだろう。今日もまた衝撃的なニュースが流れた。熱中症対策のために、免震重要棟前で水を霧状に散布していたところ、そこに放射性物質が混じり、10人が汚染したのだった。日々戦いは続いているのである。現役を退いた原発の技術者たちが決死隊を編成し、今も頑張っている。そこに協力する意味で、元自衛官や元警察官の力を借りるべきだろう。人体への影響をを最小限にとどめるには、若い人には任せられないからだ。そうした戦いに参加することなく、口先で反原発を唱え、立ち向かおうとしないのがサヨクなのである。そして、決まって電力会社のパッシングである。危機的状況を乗り切るためには、あらゆる力を結集しなくてはならない。当面は人手の確保であり、第二第三の決死隊を繰り出すしかない。国もそれに積極的に関与し、人集めをすべきだろう。このままでは、現場は人手不足で大変なことになってしまう。
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