草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

中核の応援で当選した山本太郎が日共の集会に顔を出す!

2013年08月11日 | 思想家

 昨日、山本太郎が日本共産党創立91周年記念集会を傍聴した。それを聞いてビックリしたのは、私だけだろうか。中核派の応援もあって参議院議員になった山本が、どうして顔を出したのだろう。中核派は反帝、反スタを旗印にしている。間違っても代々木官僚に牛耳られた日本共産党とは、絶対に組むことがなかった。サヨクであれば全て味方だと勘違いして、パフォーマンスをやらかしたのだろうか。革命的左翼と評される新左翼が日本に登場したのは、50年代後半であった。ソ連共産党第20回大会によるスターリン批判、ハンガリア革命へのソ連の武力鎮圧を受けて、黒田寛一らを中心とした研究会が持たれ、57年10月1日にはその理論季刊誌の「探求」が世に出た。それから第四インターナショナルとの決別があり、革命的共産主義者同盟の創設となり、その後に中核と革マルに分裂した。日共と反日共と呼ばれたように、日共とは最初から敵対関係にあった。七〇年安保騒動を経験している世代からすれば、いくら何でも中核派が山本を容認したとは考えにくい。彼らは反帝と反スタを同列視していたはずであり、その点では革マルとも相違はなかったはずだ。両派が血を血で洗う内ゲバに突入したのは、戦術面をめぐっての違いがあったからだ。それでも内ゲバの相手であり、単ゲバの日共とは異なるのである。もしかして、中核派の内部で何か新たな動きが起きているのだろうか。


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消費税増税よりもまずは景気回復だ!

2013年08月11日 | 経済

 日本国民が考えていることは賢明であり、安倍首相もそうした声を踏まえるべきだろう。読売新聞が8日から10日にかけて行った世論調査によると、消費税増税についての質問に対しては、引き上げそのものは容認しても、「時期や引き上げ幅は柔軟に考えるべきだ」と述べた人が56%にのぼった。また、軽減税率の導入に関しては、「導入すべき」が73%に達した。その一方で安倍内閣の経済政策を支持する人は57%で、アベノミクスへ国民の支持は変わらない。いよいよ安倍首相の真価が問われることになるが、消費税増税で国民は柔軟な対応を求めており、それに考慮する必要があるだろう。金融緩和と財政出動への期待によってデフレからの脱却が進んでいるが、財政出動が本格化するのはこれからだ。景気を減速させないためにも、安倍首相には勇気ある決断を望みたい。竹中平蔵らの新自由主義者の声を聞くのではなく、国家という枠組みを大事にし、日本を第一に考える経済学者を抜擢すべきだろう。単なるソロバン勘定だけでなく、将来の国家像を思い描くことが大切なのである。内政外交とも日本を取り巻く環境は厳しいものがある。それだけに国民は安倍内閣を信じているのである。年間3万人近い自殺者が出ているのは、デフレによって職を失い、路頭に迷った人たちがいるからだ。ようやく希望が見えつつあるわけだから、その流れを止めるべきではない。国の借金が増えているのは誰でも分かっている。しかし、働きたい人間に仕事を与えることの方が、増税より先なのである。


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