マスコミに踊らされた野党の運命は哀れである。民進党と希望の党が「新しい民主党」に合流する動きがある。選挙のことしか頭にない者たちは、どんな政党をつくろうとも、国民から支持されることはないだろう▼小池百合子東京都知事の人気にあやかろうとして失敗した希望の党の支持率は、各種の世論調査で限りなくゼロに近い。民進党もすでに終わっており、抜け殻みたいな存在である。一緒になるにあたっては、スローガンとして「中道的な新しい党」を掲げているが、何を目指すのか意味不明である。東アジアが緊張しているにもかかわらず、安保関連法案に反対し、「モリカケ」で国会を空転させたことについて、両党の関係者はどう考えているのだろう。立憲民主党が第二共産党の道を歩むのに対して、どこがどう違うのだろう▼自民党に対抗するには、国益を第一にした野党が登場しなくてはならない。憲法改正や安全保障の面でも、自民党を叱咤激励する野党でなければならない。自民党は保守というよりも、政策的にはリベラルである。だからこそ移民を推進するのであり、グローバリズムに物申すことができず、戦後レジームにどっぷり浸かった国民に迎合するのである。日本の政治は保守に大きく舵を切らなくてはならない。それができる政党こそが、野党として自民党とやり合うべきなのである。
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