安倍内閣が戦後の歴代内閣と違うのは、国際社会に向かって国家意思を示すことである。これまでの日本外交は事なかれ主義であっただけに、その点は特筆されるべきである▼産経新聞の記事によると、韓国の康京和外相が26日、国連人権理事会の演説で、またもや慰安婦問題を蒸し返した。これに対して、伊原純一駐ジュネーブ国際機関政府代表部大使がジュネーブの韓国政府代表部に抗議した。また、堀井学外務政務官が27日、同理事会で演説し、日韓合意を遵守しない韓国を批判するとともに、去る22日の国連女子差別撤廃委員会で韓国政府代表団が「性奴隷」との言葉を使用したことに対して「慰安婦が強制連行されたという見方は、故吉田清治氏が虚偽の事実を捏造して発表し、日本の大手新聞社の一つにより事実であるかのように大きく報道されたことによる」と指摘した▼我が国を徹底的に貶めようとする韓国は、もはや常軌を逸している。韓国の主張は言いがかりでしかない。日本が国家として反撃することは当然である。とくに、堀井外務政務官は名指しすることは避けたとしても、朝日新聞の虚偽報道を取り上げたことで、慰安婦問題についての国際社会の反応も違ってくるはずだ。韓国の反日の動きを煽ったのは、吉田清治の捏造をさも真実であるかのように記事にした、朝日新聞なのである。
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