草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

中共でIT企業関連の長時間労働に対する内部告発が拡大!

2019年04月14日 | 国際問題

日本に格差がないとはいわないが、中共と比べればはるかにましである。中国共産党の独裁に対して、民衆が黙っているのは、そもそもお上を信用しておらず、家族や一族の暮らしが成り立てば、それで良しとしているからではないか▼そんな中共でも風向きが変わりつつある。中共をトップランナーに押し上げているインターネットの世界で、不当に働かされているプログラマーたちが立ち上がったからだ。産経新聞の4月14日付ネット版が、中共で「インターネット上でIT関連企業の長時間労働に対する告発が拡大している」との記事をアップしている。驚くなかれ「996勤務」という言葉まであるというのだ。午前9時から午後9時まで、週6日働くことを意味する。それと同時に給与面などの待遇面での不満も高まっており、ネットデモまで行われている▼共産主義の理想に反して、中共では資本家による搾取が公然と行われ、それを独裁国家がバックアップしているのである。プログラマーたちが政治的な自由を目指すことになるのは明らかで、どの段階で中国共産党が弾圧に乗り出すかである▼日本が平和を維持するためには、民衆の力によって中共が民主主義的な国家に生まれ変わることが望ましい。それがかなえられないならば、東アジア共同体など夢のまた夢であり、我が国は独裁国家中共に身構えるしかないのである。

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故郷としての地方が活性化すれば日本は必ず復活する!

2019年04月13日 | 思想家

荻生徂徠に『政談』に「今の世の人、百姓より外、武士も商人も故郷と云ふ者を持ず、雲の根を離れたる境界、哀れなる次第也」とい文章がある。土地から切り離されたために、武士本来の体力、知力が失われたのを嘆いた言葉である。「町人の風俗傾城町、野郎町の風儀、武家に移り、風俗悪き慰め多き所なれば、武芸、学文の嗜みも薄くなる」というのが徂徠の考え方で、武士に知行所の田園に帰り、自給自足の生活をせよというのだ▼今の時代においても、それはあてはまる気がする。太陽を拝んで、自然の営みと共に暮らせば、人間としての何かが見えてくるのではないだろうか。日本が日本であるためには、地方をもっと活用すべきなのである▼太平洋ベルト地帯に日本の人口の大部分は集中している。しかし、そこで育つ子供たちは、土というものとの触れ合いがまったくない。まっとうな心身が育まれるわけはない。日本が行き詰まっているのは、地方が顧みられなくなっているからだ。徂徠のいうように、日本人一人ひとりが地方に拠点を構えるべきなのである。帰るべき故郷が人間には必要だ。雑然とした大都会のなかで、人混みにもまれて暮らすのは、人間にとって好ましい環境ではない。今国がすべきは、地方の活性化であり、それは取りも直さず、日本人が日本人としてのエネルギーを取り戻すことなのである。

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日本人が一つになるのは神聖なる天皇がおられるからだ!

2019年04月12日 | 思想家

今回の御譲位によって、日本人になかにある神聖感が再確認されつつあるのではないだろうか。遠つ祖から受け継いできた日本人の伝統と文化は、全てそれをベースにしているのである。人間には動物的な面があることは否定できない。生理的、官能的な欲望を無視することは間違っている。しかし、その一方で、それを超える高貴なものを求めるのが人間なのであり、それが日本人にとっては天皇なのである▼このことを分かりやすく教えてくれたのが葦津珍彦である。葦津は『林房雄対談集日本の原点』(昭和47年刊)に収録された「天皇と神道と日本人」において、林の質問に「自分が低俗だからこそ神聖をもとめる」と述べるとともに、「日本人は、精神文化でも実に多様多彩な意欲をもっている。そこで特定の教条や、特定の神学を持たない神聖なる天皇という存在をもつことによって、はじめて、日本人は民族の神聖感を保ちえた」と断言している▼葦津によれば、今の日本が危機であるのは「天皇の神聖感の回復」がなされていないからだ。日本人の心が一つにならないのは、そこに起因するのである。「天皇御自らは、祭りをなさるのであって、祭られているのではない。神々に近づこうとなされる、神々と一体となろうとなされる不断の努力をしておられる」が故に、日本人は「人にして神、神にして人とあがめてきた」のだ。その神聖感なくしては、日本人は日本人であり得ないのである。

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盛り過ぎより言行不一致で青山繁晴氏を批判すべきだ!

2019年04月11日 | ネットの世界

虎ノ門ニュースでお馴染みの青山繁晴氏をユーチューバーのKAZUYA氏が噛みついた。お互いに保守を自称しているだけあって、両方の支持者を巻き込んで、ちょっとした騒ぎになっている。KAZUYA氏が「信じられないような話をする」と青山氏のことをこきおろしたのだ。とくに「千人暗記」と言ってはばからない青山氏を槍玉に挙げていた▼いくら保守であっても、まるっきり考え方が一緒の人はいないから、やり合って当然である。百田尚樹氏の『日本国紀』に噛みつく保守がいたっていいし、百家争鳴でよいのである。青山氏のサービス精神が行き過ぎであるのは、誰もが認めるところだろう。ある意味では役者なのである。それだからファンがいるのだ。盛り過ぎることよりも、言行不一致で青山氏を批判すべきではないだろうか。自民党を貶すのであれば、離党を決断すべきなのである▼当初は新鮮であった虎ノ門ニュースも、徐々に陳腐になりつつある。自民党の応援団かと思っていたら、今回の統一選では大阪維新の会寄りの主張をするなど、わけがわからない。出演者に共通しているのは、知ったかぶりをして話すことだ。有本香氏がその典型である。コミンテルン謀略論も底が浅過ぎる。もともと保守に属する層というのは、派手なパフォーマンスとは無縁なわけで、福田恆存や竹山道雄のような識者の意見を聞きたいのである。

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教条的な左派政党の立憲民主を国民は支持しない!

2019年04月10日 | 政局

自民党でよいとは思っていないが、現在の特定野党はそれ以下である。各種世論調査の数字に示された立憲民主党の支持率の推移がそれを物語っている。昨年12月にはかろうじて二桁を保っていたが、今月1、2の両日実施した読売新聞の世論調査では3%まで落ちこんだ。共産党と同じことを主張し、まともな論戦を安倍内閣に挑めないわけだから、そんな結果になってしまうのである▼経済政策がお粗末過ぎる。財務省の言いなりになって、緊縮に舵を切れというのだから、まったく話にならない。積極的な財政出動を行って、需要を喚起するのが先だろう。消費増税に対しても、反対運動の先頭に立つべきだろう。増税路線を敷いたのは民主党政権時代とあって、まったく盛り上がっていない▼特定野党が最悪なのは、グローバリズムに異論を唱えられないからである。ヨーロッパやアメリカの過ちを、我が国は繰り返そうとしている。財界の要請で外国人労働者を入れて本当に良いのかどうか、その辺を徹底的に議論しなければならない。安倍内閣の強引なやり方では、必ず混乱が生まれるのは必至だ▼財界は安い労働力を必要としており、待遇や人権面での配慮はまったくみられない。日本が分断され、いくつもの国家が誕生してよいのだろうか。何が最善の策であるかを、政党や政治家は国民に提起しなくてはならない。立憲民主党に支持が集まらないのは、教条的な左派政党に甘んじているからなのである。

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圧倒的多数の日本の若い世代は憲法改正を望んでいる!

2019年04月09日 | 憲法

憲法改正をめぐっては、もはや世代間の争点になっている。産経新聞とFNNが去る16と17の両日にわたって実施した合同世論調査によると、夏の参議院選挙の結果、憲法改正に前向きな勢力が参議院の3分の2以上を占めた方がよいかどうか尋ねたところ、男女ともに「10・20代」で「占めた方がよい」が約6割となったことが明らかになった。これに対して「50代」「60以上」は3~4割程度であった▼戦後レジームは若者の間では、もはや意味をなさなくなっているのだ。「憲法9条は日本の宝」という教条主義は、年寄りの繰り言でしかないのである。日教組の組織率が22・6%と過去最低になったことや、左翼の牙城となっているメディアの影響力の低下が指摘されている。学術的な世界で今さらマルクス主義を振りかざす学者は皆無に近い。教育現場やジャーナリズムも様変わりしたのである▼若者が我が国の政治を担うのは時間の問題である。自国民の生命を守るにあたって、無防備を選択するのは愚の骨頂である。世界で唯一核爆弾を投下された我が国に向かって、北朝鮮は核攻撃も辞さないことを宣言している。中共が領土問題で強気なのは、いうまでもなく核武装をしているからである。若者が危機感を抱くのは当然である。いよいよ真面目に憲法改正に向けて議論を開始すべきときなのである。

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グローバリズムの政党ばかりでは選挙の意味がない!

2019年04月08日 | 選挙

昨日の統一選挙の結果は、まったく代り映えしなかった。世界は自国優先に舵を切っているのに、我が国ではグローバリズムの政党が優勢である。国益を語ることは許されず、ヨーロッパやアメリカの過ちを繰り返そうとしている。いくら新元号が「令和」になろうとも、我が国は自らのアイデンティティを失いつつあるのだ▼中共、韓国、北朝鮮などの特定アジアに身構えることをせず、相手が歩み寄ってもこないにもかかわらず、こちらからは反撃ができない。それを批判すれば「ヘイト」と罵られる始末なのである。いうまでもなく、憲法改正とは国家として身構えることだ。危機に備えて万全の準備をすることである。それをしてこなかったから、半人前の国家に甘んじてしまっているのだ。交戦権を否定された国家は、国家として認められず、だからこそ、他国から軽んじられるのである▼アメリカは世界最強の軍事力を誇っても、もはや他国のために行使することはないだろう。我が国は自らの力で防衛力を整備しなくてはならない。残された時間は少ない。外国人の観光客が増えたことが誇らしげに語られるが、それだけ壁がなくなっているのである。我が国が今後どのような国家であり続けるのか、それを語る既存政党は見当たらない。自民党も頼りにならず、新しい保守政党に期待する以外にないのである。

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海外メディアからも酷評される安倍内閣の消費増税!

2019年04月07日 | 経済

いくら既定の路線であっても、それが自滅の道であれば、ためらうのは当然である。10月の消費増税を断念すべきである。安倍首相はなぜ決断できないのだろうか。ウォールストリート・ジャーナルの5日付社説では「安倍首相は増税によって、景気を悪化させようと決心しているように見える」と酷評した。共同通信はその社説を引用して報道しているが、同じ過ちは繰り返すべきではなく、ここは先送りすべきなのである▼日本経済がゼロ成長から脱却するためには、今ブレーキをかけるべきではない。日本の景気は明らかに後退局面にきている。このままでいけば安倍内閣は退陣を余儀なくされるだろう。ヨーロッパ、中共などの世界経済も深刻な事態になっており、その影響も無視できない。国が金融政策だけを先行させ、財政政策がともなわなければ、需給ギャップが拡大するだけだ。実質消費がマイナスになっているにもかかわらず、ここでまた消費税増税をするようでは、安倍内閣が持つわけはない▼デフレから脱却できないのに、そこで景気の減速を促すような政策を選択してよいのだろうか。それよりは積極的な財政政策ではないだろうか。国が支出を切り詰めれば、経済が拡大するわけはない。それを一方でやっておきながら、いくら金融を緩和しても効果はたかが知れている。アベノミクスの二本目の矢である財政出動をなおざりにしてきた結果が、このざまなのである。

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言葉の揚げ足取りしかできない低俗なマスコミを嗤う!

2019年04月06日 | 政局

政治というものは、権力の分配をめぐっての争いである。綺麗ごとではなく、それを手にするために、政党が政治グループが存在するのである▼塚田一郎参議院議員が国土交通副大臣を辞任した。去る1日の北九州の集会で「下関北九州道路」の国の直轄調査に対して「首相や麻生氏が言えないので私が忖度した」と発言したことで、詰め腹を切らされたのである。待ったましたとばかりマスコミが記事にするのは、単なる嫌がらせでしかない。NHKなどはトップニュースで伝えた。安倍総理や麻生副総理は、国政全般をみなければならず、地元の利益は二の次になってしまう。リップサービスまで問題視されるだから、まさしく言葉狩りである▼「モリカケ」以来、「忖度」という言葉が悪いことのようにいわれている。相手の気持ちを推察するというのは、人間として当然のことである。部下は上司の考えていることを先取りすれば、会社だってうまくいく。それを悪と決めつけるのは異常である。野党は「利益誘導」と批判しているが、「下関北九州道路」について、建設を促進することに反対の立場なのだろうか。その辺のことは、まったく報道されていない▼今のマスコミほどいい加減なものはなく、政治家の揚げ足取りに終始して、国家の命運にかかわる安全保障や経済の問題を素通りしている。そんなマスコミに踊らされてはならないのである。

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新元号「令和」をきっかけに万葉集が一大ブームに!

2019年04月05日 | 歴史

私たち日本人が立ち返るべき世界があることを、新元号の「令和」は教えてくれた。典拠は万葉集巻第五の「梅花の歌。三十二首竝びに序」であるが、それに続く歌も、その序文にふさわしい作品が並んでいる▼とくに山上憶良の「春さればまづ咲く宿の梅の花、独り見つゝや、春日暮さむ」は、折口信夫によれば「この邸の梅の花は、春がくると、第一番に咲く花だ、それを自分ひとりだけ見て、永い春の日をば、楽しんでゐてもしやうがない。人と共に楽しまう」(『口譯万葉集上』)ということである▼梅の花を観賞するにも、孤独な世界に閉じこもるのではなく、「人と共に楽しもう」ということで、喜びが二倍にも三倍にもなるのである。葛井大夫の「梅の花今盛りなり。思ふどち插頭(カザシ)にしてむ。今盛りなり」という歌にしても、「仲よし同士、頭にさして遊ばうよ。今眞盛りである」(『口譯万葉集上』)ということなのであり、かつての日本人には、共通のベースがあったのだ▼「令和」については、国民の圧倒的多数が評価しており、万葉集が一大ブームになりつつある。歌の中心は飛鳥浄御原宮から聖武天皇の奈良京であり、保田與重郎は「壬申の乱と、奈良京定着まへの席暖まる暇もない都遷りといふ変動期に、この最も美しい詩歌の集はその大半がつくられてゐた」(『日本の文學史』)と書いている。我が国は今激動の時代の只中にある。それだけになおさら、「令和」の御代の日本人に必要なのは、万葉集の美しい調べに感動する心なのである。

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