草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本人が一つになるのは神聖なる天皇がおられるからだ!

2019年04月12日 | 思想家

今回の御譲位によって、日本人になかにある神聖感が再確認されつつあるのではないだろうか。遠つ祖から受け継いできた日本人の伝統と文化は、全てそれをベースにしているのである。人間には動物的な面があることは否定できない。生理的、官能的な欲望を無視することは間違っている。しかし、その一方で、それを超える高貴なものを求めるのが人間なのであり、それが日本人にとっては天皇なのである▼このことを分かりやすく教えてくれたのが葦津珍彦である。葦津は『林房雄対談集日本の原点』(昭和47年刊)に収録された「天皇と神道と日本人」において、林の質問に「自分が低俗だからこそ神聖をもとめる」と述べるとともに、「日本人は、精神文化でも実に多様多彩な意欲をもっている。そこで特定の教条や、特定の神学を持たない神聖なる天皇という存在をもつことによって、はじめて、日本人は民族の神聖感を保ちえた」と断言している▼葦津によれば、今の日本が危機であるのは「天皇の神聖感の回復」がなされていないからだ。日本人の心が一つにならないのは、そこに起因するのである。「天皇御自らは、祭りをなさるのであって、祭られているのではない。神々に近づこうとなされる、神々と一体となろうとなされる不断の努力をしておられる」が故に、日本人は「人にして神、神にして人とあがめてきた」のだ。その神聖感なくしては、日本人は日本人であり得ないのである。

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