今年の初め頃、西宮市北山緑化植物園から「サクラ咲いています」という便りをもらった。桜シーズンにはいささか早いと思いながら、追記でこの季節に咲く桜だという。
前々から冬のまっただ中に咲く桜に関心を寄せていた。春の本番を告げる桜と違って楚々と咲く姿に共感を覚えていたからだ。
冬に咲く桜を「冬桜」、また「寒桜」だと思っていたが、実は共に冬に咲く多くの桜の1品種にすぎないということのようだ。一言に「冬咲き」と言っても、咲く時期は様々で、大きく分けると3つのグループに分類される。
一つは、寒い時期に咲く野生種のもので、その代表的なものがカンヒザクラ、ヒマラヤザクラなど。そして、二季咲き(春と秋)の園芸品種の桜。代表的なものがフユザクラ(冬桜)、ジュウガツザクラ(十月桜)シキザクラ(四季桜)、コシノフユザクラ(越の冬桜)など十数品種が存在する。
もう一つの品種は晩冬から早春にかけて咲く品種で、知られているものではカワヅザクラ(河津桜)やカンザクラ(寒桜)などが有名である。
先日、北山緑化植物園に行ってきた。案内があった通り、二季咲きの代表格の十月桜が枝に一重の白の花弁をつけていた。春の桜からすれば疎らにしか花はないので迫力に欠けるが、それがまた美しい。十月桜の他に、冬桜も一重咲きで楚々と咲き誇っていた。
これからは、梅、桃、そして春の桜によって彩ある風景を楽しませてくれる。それぞれの美しさを今年も満喫できそうである。
十月桜
冬桜
リポート&写真/ 渡邉雄二
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