過去記事

何となく手に取ったCAR&DRIVERのが紙質が厚くなっていたので
コンテンツが変ったかと表紙をチェックすると'84MR2の文字を発見。
当時の記事の再掲載なのだけど評者が岡崎宏司氏だったので買ってみた。
で、コレが内容的に良い買い物だった。

驚いたのは限界でのコントロールがしやすく限界を超えても穏やかという部分。
こういうコメントを得るのは２回目だけど、１回目はショップの社長からなので、
ある程度以上のスキルを持っている人に当てはまる話なんじゃないかと思う。
値段が安いせいで血気盛んなニイちゃんが買って、急ハンドル切ってアクセルを
ガバっと踏む。
スピンもするわな。
また想像ですんません。

また、あのリアスポの形状はある速度以上ではテコの原理が働いて
前が浮くんじゃないかと想像していたら、140km/hを超えると
リアスポとフロントのバランスがとれなくてリフトぎみになると書いてあった。
ステアリング系の剛性感とか、ごく初期の応答がモサっとしている部分も
指摘されていて、自分の感覚は正常だったとチョット安心。
この本は保存版だな。


友人のＬＩＶＥへ行く途中の駅で、ちょっと雰囲気のあるアジア女性が
乗ってきた。Ｇジャンに擦れたＧパンとサングラス、シャープな
感じの黒いシャツで決めて毛先は粗く透いている。
小柄だがサンダルを履いていること以外はＲＯＣＫな雰囲気。
そして次の駅で年配の女性が乗ってきて、そのＲｏｃｋｅｒの隣に座ってバッグを
２人の間に置き（つまり２人分の空間を占有）おにぎりを食べ初めた。
日本人的には「何コイツ」とツンとするところかもしれないが
オバサンが食べ終わった次の瞬間、予想外のことがおきた。
その女性が何か囁きながらピンクの手鏡をオバサンの顔の前に差し出したのだ。
オバサンは「あらー」と驚いて笑いながら頬に付いた米粒をとってなにやらお礼を言う。
次の駅でＲｏｃｋｅｒは軽く会釈しながら降りていった。
何のことは無いシーンだけど、こういう、カッコイイのにカッコつけてない人とか
カッコつけてないのにカッコイイ物が自分は大好きだ。