以下は、「アリババと40人の盗賊」の話の要約。
『貧乏な青年アリババは、山で薪を拾っている最中に四十人の盗賊たちが奪った宝を隠しているのを偶然目撃した。隠し場所の扉を塞ぐ岩が「開けゴマ」の言葉と共に開き、「閉じよゴマ」の言葉と共に閉じていく。その一部始終を見ていたアリババは早速隠れ家に忍び込み財宝を手に入れ家に帰った。
かくしてアリババは大金持ちになったが、アリババからその理由を無理矢理聞き出した大金持ちで強欲な彼の兄がその隠れ家に忍び込んだ。ところが、宝に夢中になって扉を再び開ける合言葉を忘れてしまい、戻って来た盗賊たちに見つかり、バラバラに切り刻まれて殺されてしまう。
アリババは、兄の死体を持ち帰り仕立て屋の老人に縫い合わせてもらい葬儀を行った。一方、宝と死体が持ち出されたことに気付いた盗賊たちは、もう一人の犯人を捜していた。そしてアリババにたどり着いた彼らは彼を殺そうとするが、逆に聡明な女奴隷モルジアナの機転で返り討ちにされた。モルジアナはアリババの息子の妻となり、盗賊たちの財宝はアリババ達の手で貧しい人たちに分け与えられた。』
さて、現在のイラク辺りで発生したメソポタミア文明は、4大文明の中でも最古と言われている。今から、およそ5500年前のこと。そんな歴史ある国が、イラク戦争によって、推定65万人の死者を出し、未だにテロなどの内紛を続けていることには、本当に心が痛む。
緑溢れる輝かしいメソポタミア文明が滅び砂漠化したのは、焚き木を取るために木を伐採したためだという。私達現代人も同じ轍を踏んでいるような気がしてならない。何故ならば、石油も金属などあらゆる資源の枯渇が迫っているからだ。
この句は、8年前の戦争勃発した頃のものである。