一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

158   山里の白梅夜気を匂はしむ   章子

2011年02月16日 | 

昨年の猛暑が嘘のように、今年の冬は寒く雪も多い。温暖化が叫ばれているが、こういう寒い冬もあるのだから、ものごとは単純ではない。杉花粉は去年の10倍という。

 

さて、そんな一喜一憂の世相を笑うかに、今年も梅の季節がやってきた。夜ともなれば、まだまだ寒さの厳しい二月。

 

姿も色も見えないが、ほのかに梅が匂っている。白梅としたのは、作者のよく知っている身近な梅なのだろう。「梅が夜気を匂わしむ」という表現が巧み。

 

 

 

今回の積雪は、10センチ。

思っていたほどではなかった。

 

コメント
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