一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

162   紅ほのか小店の奥の梅一輪  つねひごろ

2011年02月20日 | 

俳句で「花」というと桜を指すが、「梅」を指していた時代もあったようだ。不思議なことではあるが、熱海、湯河原には、有名な梅園はあるが、いい花見の場所がない。

 

さて掲句は、一幅の絵画の世界のような、時代後れの骨董店に入り込んだような感じがする。薄暗い店舗を背景として、まるでスポットライトを浴びているように、店の奥に紅ほのかな梅が一輪、花瓶に活けられている。

 

例えば、「こんにちは」と声を掛けたら、どんな主人が出て来るでしょう。あなたならどう想像しますか?

 

 

コメント
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