一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

143   シクラメンオール電化のショールーム 炎火

2011年02月01日 | 

欧米から遅れること50年。日本にもようやくオール電化時代がやって来た。石油もガスも無い日本で、である。しかし時代は、石油・ガスなどの有限エネルギーから、太陽光・風力などの無限エネルギーなどへの転換が、すぐそこまで来ている。

 

 さて、そんな無機質なオール電化のショールームにシクラメンがある。ただそれだけのことだ。最近のシクラメンには、様々な色があって、配置や数量なども,私達読者に任されている。ある意味では、名詞を並べただけのこの俳句そのものが、無機質である。

 

 しかし、よく考えてみれば、ショールームに展示されている工業製品は、長く見積もっても230年後には唯の「ゴミ」である。経済大国は、ゴミ大国でもある。使われている化学薬品などは、回収されることなく捨てられ、地球を汚染し続けている。

 

 シクラメンにしても、園芸業者のしのぎを削る品種改良競争があって・・・・などと様々な思いが、作者の心の中を錯綜しているはずだ。

 

 

コメント
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