いろいろなフォントがありますが、それぞれのコールサインに合ったフォントがあると思います。
つまりバランスの問題です。
好きなフォントでも自分のコールサインには向いていない場合があります。
例えば「
何とか LJ」のコールの場合「
Lの右上」の空白と「
Jの左上」の空白でバランスが微妙に悪くなります。 そんな場合は幅広のフォントを使わない事で回避する事が出来ます。
(下図) 上が幅広フォント、下が狭い幅のフォントを使用しています。
コールサインは
LJを含む例です(実在のJH6FLJさんとは
関係ありません)
フォントには太字、斜体などのバリエーションの他に文字の幅の選択も出来ます。
MSゴシックとMSPゴシックでは文字の幅が違います。
また、プロポーショナル・フォントと等幅フォントという分類があります。
たとえば、アルファベットの「
i」や「
l」は幅が狭く、「
m」や「
w」は幅が広い。
従って、どの文字も同じ間隔で表示したり印刷すると、見た目が不自然になります。
そのため自動的に、幅の狭い文字は文字間隔を狭く、幅の広い文字は文字間隔を広くするよう工夫されているのがプロポーショナル・フォントです。
等幅フォントと言うのは碁盤の目に文字を置くような感じです。
最近では日本語もプロポーショナル・フォントが主流になりました。
このブログのフォントは自由に選べませんがプロポーショナル・フォントですね。
コールサインのフォントにはプロポーショナル・フォントがイイと思いますが、問題は
K6IIIなどのコールサインの場合は間隔が詰まりすぎて逆にバランスを崩す事もあります。
これは、ある DX クラブの略称ですが・・・
なにか気になる事がありますか?
私は「
N」と「
K」の間隔が狭いような気がするのです。
単なる文字列として見た場合は気になりませんが「
ロゴ」として見た場合は気になります。
(そこまで気にするか!との声も聞こえそうですが(笑))
だからと言って半角スペースを挿入すると開きすぎます。
この場合は画像化して微妙なスペースを入れることで違和感がなくなります。
もしくは後半のスペースを狭くする・・・とかで対処します。
上図は前回投稿したものですが・・・
この中で一番バランスがイイのはどれだと思いますか?
私は
JA6FGCは後半が重い、
JL6USDは合格、一番合っているのは
JE1WIHだと思います。
細い(
J、
1、
I)と幅広い(
E、
W、
H)が交互に出てきてバランスが取れていると思うからです。
JE1WIHはとてもバランスの取りにくいコールサインです。
過去にも随分苦労しました。 いずれにしても、プロポーショナル・フォントを使用しないと、等幅フォントでは、とても間が抜けた感じになります。
しかし、ここの文章上に表記された
JE1WIH(←これ)はプロポーショナル・フォントですが、やはりバランスが悪いですよね!フォントの種類に問題があると思います。
以上のようにフォントの種類を適切に選ぶ事で見栄えが随分違って来ます。
もし、気に入って
コレダと決めたフォントが有れば「
ロゴ」として一生使用する事も出来るでしょう。
OMの中にはオリジナル(もともとは自分で手書き?)のフォントで
ロゴ化している方も少なくありません。
私の場合は、飽きやすいのか?ひとつに定まらず、度ごとにフォントが変わります(笑)。