Last Chance Cafe  master JL6USD

これから起こる出来事の全てが Last Chance だと思って生活している後期高齢者のブログ

自分のスタイル 

2014-01-15 21:42:00 | Ham Radio
 ん~飛ばない!。 最近、うきうきする様な FB なコンディションにも珍局にも出会わないし、お空は気候同様に冷え込んでいる。 仮にコンディションが開いていると言っても、私はバーチカル・アンテナしか持っていないので、ビーム組の様には聞こえない。 従って、蚊の鳴くような信号を相手にする事になる。 

 そこで、嘆いていないでビームを上げられる環境ならば迷う事なくすぐにでもビームを上げればいい。 世界が変わるでしょう。 しかし、上には上がいますから、最初は楽しいかもしれないが、すぐにもっとエレメントが欲しくなるに違いない(笑)。 人間は欲深い。

 私は海抜 70m のロケーションで屋根馬に Cushcraft の R-8 を上げ、エレメントのトップは海抜 85m のロケーションです。 アパマン・ハムの方や大都市の真ん中で LW もままならない方など沢山いらっしゃる訳ですから、考えようによっては、恵まれているとも言えます。

 私は、SWL の時代から 「 ハムとは外国と交信する事にあり 」 と憧れてハムになりました。 試行錯誤を繰り返し、今ある設備の範囲内でパフォーマンスを上げる事でやって来ました。 初心者の頃は DXCC ホルダーが神様に見えました。 今ではその仲間入りも果たし、更に上を目指している自分がいます。 

 さて、私がビーム・アンテナを上げない ( 上げられない ) 理由には笑い話のような出来事が関係しています。 まず、30m 以内にタワーが 2 基建っていて、タワーが立てにくい。
 お隣の JA6PA さんは転勤が多い仕事で ( 現在はリタイア ) 環境的にシングル・エレメントを駆使し、DX QSO をメインに運用して来られたので、シングル・エレメントで頑張っている私を応援してくれます ( 大変お世話になっています )。

 最後に、私がファイバー・ロッドを林の様に立て、ワイヤーを蜘蛛の巣の様に張り巡らせているのを見た、近隣の OM ( 17m 高のタワーの持ち主 ) が JA6PA さんに 「 あれは、なんですか ? 」 と質問をしました。 すると JA6PA さんが 「 あの方は、いかにシンプルなアンテナで DX と QSO 出来るかを研究をしておられるのですよ 」 と言いました。 え~そんな~研究だなんて ・・・
 その日から私は 「 技術的には何も分からないのに 」 ワイヤー・アンテナ・研究者になってしまったのです(笑)。 そんな訳で、今更、ビーム・アンテナなんて上げられない(笑)。

 お隣の JA6PA さんから 「 7m 長のワイヤーに 80m の波を乗せよ 」 などと課題を与えられ、マニュアル・チューナーに使用するパーツの提供を受け、チューナーが完成したら QSO の結果を報告すると言った手ほどきを受けました。 この時は W や KH6 など多くの OC と QSO。 効率の良いチューナーとはどんなものか、ノウハウを教えてもらいながら 4 台ほど製作しました。
 また、JA6PA さんのタワーの天辺から私のシャックに引っ張った 80m 用の 17m 長のワイヤーでは、S9DX、PJ2MI、FM/F5LGE などとも QSO が 出来、それなりに成果を出す事が出来ました。

 今、私はこの環境で DX を楽しむしかありません。 それが、いつしか私のスタイルになりました。
 It's great fun to go back to basics and use single element antennas and low power.
 

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