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新品より中古が高いオークションの逆転現象? 

2017-08-15 01:40:00 | Ham Radio
 新品より中古が高いオークション?。 これがたまにあります。 例をあげると、以下のビンテージ物で AOR DDS-2A ・・・ コリンズのアナログスケールをデジタル・リードアウトにし、外付け VFO として働くものです。

 詳しいカタログの説明は以下の通り・・・

 DDS-2A は、コリンズ社製 KWM-2 / KWM-2A トランシーバーや 75S-3B / 32S-3 などの S ラインと称される受信機/送信機を、最新の DDS 技術を導入して、TCXO 基準の高安定度と 10Hz 桁までのデジタル表示運用を可能にした、コリンズ・オーナー待望の外部局部発振器です。 ゼネラルカバーとなるため WARC バンドも運用でき、BCL も楽しむことができます。 A/B 2VFO 、100ch のメモリ、RS-232C ポートを搭載、コリンズを近年のトランシーバーのように操ることができます。

 

 販売価格 73,290 円 ( 本体 69,800 円 ) でありました。 200 台の限定品であったため、すぐに売り切れてしまいました。 私は当時たまたま 2 台持っていたので 故 JA6AV OM に一台貸していました。 OM もお気に入りでした。 この製品の素晴らしいのは、オリジナルでは普通のダイアルが付いていますが、シャフトがコリンズと同じ径のものを使っていたため、コリンズのスピナーノブが付けられた事です。 従って、並べてみると、そのデザインはラインに溶け込んでいて全く違和感がありませんでした。 ここらが、素晴らしい機能・性能もさながら、コリンズファンに大変人気があった理由です。

 この製品は現行品ではありませんから、オークションで探し出す事しか出来ません。 ですから、一たび出品されると、販売価格 73,290 円 ( 本体 69,800 円 ) より高値で 8 ~ 9 万円超になってしまいます。 現行品ではないのでしかたのない事でしょうか。

 さて、今回の話題は現行品の 工人舎 の KP-1 と言う製品です。
 47,300 円で落札されています。

 

 新品の標準価格 42,000 円 ( 税込 45,360 円 ( 販売店値引きもあるかも )) です。 不思議な事に新品の価格より、オークションで出品された中古品が高値になって落札されています。 オークションでは前述の様に時々こんな事がおきます。

 しかし、現行品の場合はこんな事が起こる事はまずないので珍しいパターンですね。

 47,300 円払うなら、絶対、新品を求めた方がいいと思うのですがね ・・・。 落札者の知識不足なのでしょうか。 入札者は工人舎のサイトで価格を確認しないまま落札してしまったのでしょう。 何かの勘違いがあったのか ・・・ 。

 それにしても、10 kW まで計測出来る SWR 計が 29 もの入札を受けて落札ですか。 いったいどんな OM が必要としているのでしょうか?。 もっとも発売元の KL-1 を購入すれば KP-1 程度のスペックは必要なんでしょうね。

 ローバンドでトップグループを走っている OM の平均 PWR は 3CX3000A7, 2x FU728F クラスとのお噂ですから、驚く事もないのかも知れません。 一時期、法に触れる様なリニアアンプの広告が自粛 ( と言っても外国仕様なんて注釈がついていただけですが ) の傾向にありましたが、最近また緩くなって来た感があります。 CQ 誌は JARL が監修してる訳ですけどね (笑)。

 ビンテージ物で過去には、TS-900S ( 4X150A Final ) などもいい値が付きましたが、最近、まともなものは出て来ません。 ヤフオクで遊んでいると、色々な発見があります。


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