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だんだん面白くなくなる DX QSO

2018-03-06 02:41:00 | Ham Radio
 だんだん面白くなくなる DX QSO ・・・ 昔は、デジタル通信と言えば RTTY でした。 それも初めは NTT 等の払い下げのマシンを改造しなければオンエア出来ませんから、技術的にハイクラスのモードでしたね。 誰にでも出来るモードではありませんでした。

 MMTTY などのフリーソフトとパソコンの普及で、RTTY が出来るようになると一気に敷居が下がり簡単になります。 パソコン同士の QSO の始まりです。 それでも、まだ意思の疎通が出来ますし、ラグチューだって可能です。

 更に、デジタル通信は PSK の普及で爆発的に愛好者を増やしました。 このモードは弱小局のローパワーでも DX が可能で、ラバースタンプ QSO が基本でしたがラグチューも出来るモードです。 お次は JT65 です。 もはや数文字しか送信できません。 それでも超ローパワーで DX が出来ると言う最大のメリットがありました。 時には、7MHz 10W でも EU との QSO が可能でした。  

 今は、それらの愛好者が全員 FT8 にシフトしている様に見えます。 御多聞にもれず私もかじって見ましたが、どうも好きになれません。 お空にはハイパワーの昔懐かしい大御所のコールサインも多く見られます。 そんなに魅力的なモードなのでしょうか ?。 確かにいいとこ取りのモードだとは思いますし、この時代 ( サンスポット・ミニマム ) に登場したのはタイムリーです。 このブームがいつまで続くのか想像も付きませんが、ペディションなどのメイン・モードにとって代わりそうな勢いには疑問を感じています。

 ただ DX とシグナル交換をすると言う意味で言うならば、59QSL も 599TU も FT8 も同じ事ではありますが、FT8 は究極のパソコン同士の QSO で、自動 QSO も出来ようかと言うモードです。 人間同士の QSO と対極にある様な気がするのです。 私自身は、この事に大きな違和感を感じていて、アマチュア無線の楽しみを奪っている様で、今一、のめり込めない理由になっています。

 早くサンスポットが上昇しクラシック・モードで DX が楽しめるコンディションになって欲しいものです。 考えが古臭いですね (笑)。


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