上記 2 巻を読みました。 「 トヨトミの野望 」 が先で 「 トヨトミの逆襲 」 が続編です。 この小説は 梶山三郎 と言う 「 覆面作家 」 のデビュー作です。 「 トヨトミ = トヨタ ? 」 自動車について、あまりに詳しすぎる内部情報、関係者しか知らないはずのエピソードが満載だったために、小説を偽装したノンフィクションではないかと噂され、発売と同時に名古屋界隈の書店から本が消えたという伝説の問題小説 「 トヨトミの野望 」 「 トヨトミの逆襲 」 です。
その信ぴょう性については、トヨトミに近い経営者は 「 99% が事実 」 と言い。 良識ある業界担当の官僚は 「 まあ、半分ぐらいじゃないですかね 」 と言ったと言う。
久しぶりに経済小説を読みました。 私は、ノンフィクションであると信じて読みました。 その方が何倍も楽しい (笑)。 国内外 30 万人もの従業員を抱える大企業 ・・・ その創業者の持株は、なんと 2% にしか過ぎない。 世襲の意味は ?。 サラーリーマン社長と創業者一族の確執は ・・・ 経済音痴の私にもしっかり読み解く事が出来ました。
この覆面作家は今もなお現役でこの業界の取材を続けていると言う ・・・。