いつ頃からだろうか ( だいぶん前の気がします )。 7MHz の SSB が 3kHz 幅に並ぶようになったらしい ( 3.5MHz も ? )。 例えば 7.060kHz で誰かが QRV していたら、7.063kHz 以上 7.057kHz 以下で QRV する、そこに誰かいれば更に 3kHz と言う暗黙のルール ( 紳士協定 ) です。 我々の時代は、そんな事は全く意識せずにそこが空いていれば、そこで QRV していたと思う ( やっと 1kHz ( kc ) 直読になった頃 )。 確かに SSB の帯域幅を考えると 3kHz スパンも分からない事ではありません。 空いてるからって 5kHz スパンで電波を出すと怒られるかもしれません 「 この新参者 ! 」 なんてね。 無用なトラブルも避けられるかもしれませんので、慣習化されていれば私も従いましょう。
でもちょっと変ですよね。 若かりし頃、V・U しか運用していなかった OM が定年退職後、再開局をして憧れの HF を楽しみ始めました。 そのため 「 チャンネル 」 の感覚が HF にも持ち込まれたのではないかと思っています。 確かに、自分の QRV している周波数を 「 このチャンネル 」 と言っているのを耳にします。
AM 時代に隣の信号を被りながら ( 隙間なんてなかったから ) ピーピーギャーギャーとやっていた OM は混信が当たり前でしたから、6kHz 帯域の AM が今以上の人数で、しかも使用できる周波数帯が 70kHz しかなかったので、スパンを考える発想は全くありませんでした。 私はスパンを守り出来るだけ相手に QRM を与えない発想は理解できますが、どうもしっくり来ません。
何故かと言うと 7MHz SSB は全国に開けていて、しかもスキップゾーンもあり、オープンエリアも刻々と移動しているので今まで聞こえなかったエリアが開け混信を受け始める事もありですから、スパンは余り意味がない様な気がします。 まぁ一時的にでも統制が取れると言う意味ではスパンの効果はありでしょうけど。