Last Chance Cafe  master JL6USD

これから起こる出来事の全てが Last Chance だと思って生活している後期高齢者のブログ

読者のこころ  

2015-06-23 00:25:00 | Ham Radio
 伝統技術などの継承を託されている人は、各界に大勢いらっしゃいます。 若い後継者がいれば、未来永劫こんな頼もしい事はない。 しかし、その継承者も次第に 「 自分 」 を表に出したくなり ・・・ 冒険を始めるのが世の常。 うまく行けば喝采ものだが ・・・ さて。

 この場合、二つに分かれていて、あく迄、伝統の技術に忠実な路線で自分なりの表現を同化しつつ追及して行くタイプと。 伝統の基本は踏まえつつも、全く新しい奇抜な物を目指しているタイプがいる。 一概に前者を消極的、後者を ( アグッレシブ ) 積極的とでも呼ぶのだろうが ・・・ 。
 後者は賛否両論となる可能性もあり、結果的には離れて行くファンも出て来るかもしれない。
 わたしは基本的には前者を支持したいと思っているのだが。 どちらが正しいのかは分からないし、どちらが間違っているのかも分からない。

 さて、話は変わるが、私は CQ 誌をここ数ヶ月買うのを止めていた。 娘から 「 趣味に興味を失うのは老化現象の表れ ・・・ ボケの危険信号 」 と言われているが、今後は内容によって決めようと思っている。

 私は以前 CQ 誌が DX 欄の Short Break を無くしてしまった事に対し、こんな記事 を書いていた。 そして、今月、7月号の P-183 にはこんな事が書いてあった。 ↓↓↓ 下写真 ↓↓↓ 。

 

 写真の文言に注意してみると ・・・ DXレポーターの伝言板として根強い人気があった 「 Short Break 」 が今月号から復活しました。 実に面白く意味深い文章です。 本当に Short Break をこの様に認識していなかったから切り捨てたのですよね。 もし認識していたと反論されるなら、どうして根強い人気があったコラムを切ったのですか?。 ・・・ 読者により、結果的に根強い人気があった と気付かされたと言う事でしょう ?。

 余談ですが、どうせ切るなら P-124 のコラムの方でしょう ?。 いい加減、〆て、御社で単行本でも出してあげて下さい。

 今月号の DX 欄のテーマ 「 シャックでお使いのデスク、チェアは ? 」 などと およそ DXer とは関係のない と思われるお題です。 と言うか、一般の読者にアンケートを取って 「 シャックのレイアウトとかアイデアを募集すれば 」 立派な特集が出来上がると思いますね。 このボケたテーマで、ずっこけた DXer もさぞかし多かったでしょう(笑)。

 Short Break を切り捨てた編集員は、単純に ・・・ マンネリだから、新しい事を企画しようと思ったのでしょう。 でも悲しい事に 多くの読者が毎月楽しみに読んでいた 事を、把握していませんでした。 何故なら、恐らくご自分が無線 ( DX ) をやっていないからです。

 スタイルを変える事、伝統を破る事で自分の編集者としての存在感を、アピールしたかっただけなのでしょうね。 事の重大さが分かってなく、ひとり相撲でした。 しかし、その事に気が付いて、今月号から Short Break を復活させたのでしょう。 立ち戻る事も勇気がいるので、良かったと思います。

 ついでに P-144 からの HF 帯コンディション予報予想 も、何じゃこりゃ! ・・・ オーロラみたいな表示法には馴染めない ・・・ 前のスタイルの何処に問題があったのだろうか?。 この場合も読者抜き ( 無視 ) で、若い大学の先生?を使って、格好良くアカデミックにやりましょう ・・・ なんて編集会議があったのでしょうか ?。 アマチュアなのだから、学術的なアプローチはいらないのに (笑) ・・・ と言うか、これ、はっきり言って手抜きですよね。 前のスタイルは、棒グラフに置き換える手間が掛かっているから ・・・ と私は思う。


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