:〔続〕ウサギの日記

:以前「ウサギの日記」と言うブログを書いていました。事情あって閉鎖しましたが、強い要望に押されて再開します。よろしく。

★ 教皇フランシスコ 改革に着手

2013-04-17 17:26:28 | ★ 教皇フランシスコ

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教皇フランシスコ 改革 に着手

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 昨日(4月16日)の「朝日新聞」朝刊11面に、「世界の現場派招集」と言う見出しの記事が載っていました。記事の本文は:

 

 ローマ法王庁(バチカン)は13日、フランシスコ法王が法王庁改革のため、8人の枢機卿による諮問委員会を設けると発表した。うち7人は世界の各大陸の「現場派」を招集した。

 法王庁は内部文書流出など様々な問題が起きている。新法王は、3月13日の就任から1カ月の節目にあわせて改革に乗り出した。

 7人はアジア、北米、中米、南米、欧州、アフリカ、オセアニアから1人ずつ選ばれた。現場への分権が持論のホンジュラスのマラディアガ枢機卿がまとめ役を務める。コンクラーベ前に法王庁改革を強く訴えていたオマリー・ボストン大司教やペル・シドニー大司教も含まれている。

 一方、バチカンからは「バチカン市国」トップのベルテッロ行政庁長官のみ。バチカンは、世界の信者をまとめる立場の「法王庁」と、世界最小の独立国である「バチカン市国」の2部構造だが、法王庁からは誰も入らなかった。法王庁トップのベルトーネ国務長官やソダーノ主席枢機卿らを外したことで、「官僚派」の抵抗も予想される。

 法王庁の現在の官僚組織は、27年在任したヨハネ・パウロ2世の時代に確立された。前法王が自ら退位を選んだのも、改革を志しながら法王庁内で孤立したのが一因と報じられている。

 「現場派」には法王庁の醜聞が教会の威厳や正統性を失わせたとの不満があり、フランシスコ法王誕生の原動力とされている。 諮問委の最初の会合は10月初めの予定。 (ローマ=石田博士)

 

 よく記事を読んでみると、世界の各大陸から7人とあるが、実際は南北アメリカから3人と、圧倒的に比重が高いのがわかる。バチカンの宿弊を正すために、官僚機構の解体が期待される。

 ボストンのオマリー枢機卿は、カトリック教会の聖職者による幼児に対する性的虐待問題の主要舞台となったボストン大司教区の改革に取り組み、その難題を乗り切った人物として知られている。

 その間の消息は、私のブログの 「アメリカレポート」19編のうち 《ボストン》 ①~⑨ に詳述しているので、是非ふり返って頂きたい。

http://blog.goo.ne.jp/john-1939/m/201205

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