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コメントの世界
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長年ブログを書いていると、いろいろなことが見えてくるものです。
最近つくづく思うことは、ブログを書いているのは私ですが、それを支えているのは読者のみなさまだということです。読んでくださる皆さんがいるから、また次を書く元気が湧いてくるのです。
今どれぐらいの数の人が読んでくださっているのか、私の書くどんなことに興味を示してくださっているかは、自分のブログの「編集画面」を開けば、そこにリアルタイムで反映されています。
編集画面の項目の中でも、私が特に注目して毎朝チェックしているのは、「アクセス解析」と「コメント管理」です。
「アクセス解析」の中には、「過去の日別ランキング」があって、前日までの一週間の日別ランキングが出ています。
例えば、昨日(2024.09.08)現在、グーグルの無料ブログ編集サイトを使って日本語でブログを書いている人は全国に3,190,231人、何と3百万人以上もいます。そして、私の場合、ブログを更新した当日はその3百万人のうち2104位(8月20日)、3585位(8月3日)、2962位(7月13日)、1755位(6月27日)、1449位(5月4日)と、だいたい1000位台から3000位台の間で推移しています。そして、ブログを書き始めてからの「トータルアクセス数」は 1,897,244回と、200万回の大台に近づきつつあります。
また、今までに書いてきたブログの中で、過去のどのテーマのどのブログが今改めて読者の注目を惹きつけて読まれているかも特定できるようになっています。
目立たないけど意外と面白いのが、「コメント欄」です。私のブログには、コメントを度々くださる方もおられれば、一回限りの方もおられますが、ほぼ全員がイニシャルやペンネームの匿名の方です。多くが好意的で建設的なコメントですが、中には、書き手はもしかして「悪魔」本人か?と疑いたくなるような棘のある悪意に満ちた悍(おぞ)ましコメントが届くこともあります。そんな場合、読者を不快にさせないために、ブログのオーナーの意思で敢えて公開しません。
中には稀に、ちょっと面映ゆくなるような、手放しの賛辞や励ましの言葉をいただくこともあります。そのような身に余るコメントは公開しないで、自分だけがいただいて記憶にとどめたいという衝動と、さりげなく公開するだけにとどめず、コメント者への私の気持ちも込めて「こんな勿体ないコメントをいただきました」と敢えてブログ本文でお披露目したい衝動との間で、心が揺れ動くこともあります。
今回の「聖人の死に方について」(そのー2)に対して戴いた(GM)というイニシャルの匿名の方からのコメントなどは、その後者の典型で、コメント欄を見落とされた方にもあらためて知っていただきたくて、積極的に本文の中で開示することにしました。以下はその引用です。
【コメント】 公開中
2024/08/24 22:58:03
(MG)
キリスト教2千年の歴史は、生きてる時にボロクソ言われていた人ほど聖人だということを教えてくれています。その筆頭は言うまでもなくイエスです。アシジのフランシスコなんて人も今でこそ大聖人ですが、生きてた時はどうだったのか、鳥に説教してる姿を見たらたいていの人はひきますから、実際はかなり変人扱いされていたのではないかと思います。逆に、生きてる時に聖人君子と崇められていた人ほど俗物であったりします。
最近で言えばフランスのピエール神父、ラルシュのジャン・バニエ、イエズス会のマルコ・ルプニク神父。フランシスコ教皇は、画家としてはキコよりもルプニクの方を高く買っていたのではないでしょうか。それが今やイエズス会を追放される身とは・・・人を見る目のなさも含めて今の教皇さんはとても欠点が多く、これまたボロクソ言われる人です。
信者の手を引っ叩いてみたり、同性愛者に対する差別的な発言をしてみたり、説教は10分でいいと言ってみたり(笑)でも、わたしはそんな人間的な教皇さんが好きですし、あれこれ批判される人だからこそむしろ信用できるような気がします。
キコさんもまた異端だのなんだのって散々言われ続けてきた人です。特に日本では、かつてはその名を出すことすらはばかれるほどアンタッチャブルな存在だったということを今の若い人たちは知らないと思います。(もっとも、今の教会に若い人などいやしませんけど・・・)
それと、谷口幸紀神父様という方。日本の教会でこのお方ほどこき下ろされた司祭もいないと思います。でも、最初に言いましたようにボロクソ言われる人ほど聖人です。キコさんのような老い方もありかもしれませんが、谷口神父様にはこれからもますますお元気で、変わらず教会に波風を立てていただきたいと思っております。わたしたちは心から神父様をお慕い申し上げております。神父様を置いて、誰のところに行きましょうか!
(影の声): 舞台の「お能」のように重く長大なブログの合間に、こんな「狂言」のように短かく軽いブログも許されるでしょうか?
というYouTube面白いですよ。