:〔続〕ウサギの日記

:以前「ウサギの日記」と言うブログを書いていました。事情あって閉鎖しましたが、強い要望に押されて再開します。よろしく。

★ ごあいさつ -ホイヴェルス師第41回目追悼ミサー

2018-05-21 14:19:31 | ★ ホイヴェルス師

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ご あ い さ つ

- ホイヴェルス師第41回目追悼ミサへのお招き ー

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人が亡くなってから、40年間もの長きにわたって、その故人を忍んで毎年大勢の人が集り、祈り、思い出を語りあうと言うような話を、私はかつて聞いたことがない。

東京オリンピックの年=1964年=に、教皇パウロ6世がインドのボンベイ(今はムンバイと呼ぶ)に来られ、世界聖体大会を開かれた機会に、ホイヴェルス師と私はボンベイに旅をした。このペン画は、かつて彼の地で教鞭をとっておられた師が教え子たちに会われた様子を、私がスケッチしたもの。

私は一昨日(5月19日)ホイヴェルス師の追悼ミサにかつて参加したことのある人たちの名簿を頼りに、次のような手紙を郵送した:

ご あ い さ つ

 このたび、不肖わたくしが師と仰ぐホイヴェルス神父様の追悼ミサの事務方をお引き受けするに至った経緯は、先のお手紙で詳しく記した通りです。

 18才で神戸の六甲学院からイエズス会の志願者として上京し、当時の学生寮「上智会館」で後に東京補佐司教になられた森一弘神学生とたまたま同室になり、一緒に毎朝ホイヴェルス神父様のミサ答えをするようになったのが師との最初の出会いでした。

その後、森兄はカルメル会へ移られ、私は3年目に広島の修練院に送られましたが、半年もしないうちに「私はこのまま修道者になるべきか、もっと世間を知った上ではいけないのか」という迷いに入り、ホイヴェルス師に手紙で正直に打ち明けました。

すると、神父様は、私のためにわざわざ広島までおいでになり、修練院の墓地の丘を二人で散歩しながら、こんこんと諭されました。それは、「お前は将来のイエズス会にとって必要な人間だから、決して早まってやめてはいけない」という有難いお言葉でした。しかし、わたしは愚かにも従順することができず、一年目に修練院を飛び出して東京に舞い戻りました。

神父様はそんな私を見捨てず、当時の都電通りを挟んでイグナチオ教会の向かいの、主婦会館の裏の河野宅に四畳半の下宿を借りて待っておられ、そこに住んで毎朝神父様のミサ答えをするように、と言われました。

その後、国際金融業で世界を渡り歩き、放蕩の限りを尽くした私が、ローマで勉強して、今このように曲りなりにもカトリックの司祭として奉仕することができるまでに至ったのは、全てホイヴェルス神父様の愛の賜物です。

直近の10年間のローマでの任務を終えて日本に帰って来たのを機会に、残された人生を神父様への恩返しに捧げつくしたいと思っています。

具体的には:

①    毎年の記念ミサを継続し、

②    ホイヴェルス師の偉大な「信仰の遺産」を、師を知らない世代の人々に受け渡すため、年間を通して様々な広報活動を行い、

③    今のうちに師の生前の面影を知る人々の証言を集め、

④    絶版になって久しい師の著作を復刻出版し、

⑤    師の遺徳を顕彰し、― もし神様がお望みなら ― 師の 「列福運動」 を立ち上げたい、

などの具体的な目標を掲げて進めてまいりたいと思っています。

 そのためには、思いを同じくする協力者を募り、幅広い連帯の輪を広げ、共同作業をしていく必要があります。

今すでに78歳のわたしに、神様があとどれだけの時間を下さるか分かりませんが、理解ある人々の協力を得て、出来るところまでやってみたいと思っています。ただし、無理は避け、一歩、一歩、出来ることから始め、志を継ぐ人々に受け渡していければ幸いです。

 6月9日(土曜日)、イグナチオ教会でお目にかかれるのを楽しみにしています。

谷口幸紀拝

同封の二枚目には:

ホイヴェルス神父様 41回目の追悼ミサについて

去る4月17日付のお手紙ですでに趣旨はご案内申し上げましたが、日時が近づいてまいりましたので、あらためてお便りを差し上げます。

準備のため、あらかじめおよその参加者の人数が把握できればと思います。

1.      ご出欠のご意向は

  〇 通信費と時間の節約のため、もしe-メールをなさる方は下記のアドレスまで。(以後、ご連絡はメールでさせていただきます。)

  〇 e-メールをなさらない方は、恐れ入りますが同封のハガキに62円切手を貼ってお出しください。

2.      ホイヴェルス神父様との繋がり、思い出、感想、もしあればご提案など・・・

    メールの方は何なりとご自由にお書きくだい。ハガキのかたは余白をご利用ください。

 

ホイヴェルス神父様41回目の追悼ミサ

日 時: 6月9日(土曜日)   3時00分~4時00分(ミサ)  4時05分~5時30分 (茶話会)

場 所: 四谷聖イグナチオ教会      ミサ(ザべリオ聖堂)  茶話会(テレジアホール)

司 式: 谷口 幸紀 神父

お返事・お問い合わせ:    e‐メール 〈john.taniguchi@nifty.com

今回のブログは、あの偉大なホイヴェルス師を直接知らない世代の人々に、この新しい動きをお知らせし、心惹かれた方、好奇心に駆られた方を、上の追悼ミサと小さな集いにお誘いするのが目的です。前もってのお申し込みは不要です。都心の交通至便のイグナチオ教会に、フラリと気軽にお運びください。お待ち申し上げます。

 

 

 

コメント (1)
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