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【改訂版】
3月 《イェヌーファ》 東京公演
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先日朝日新聞に以下のような広告を見つけました。
この春、クラシック界注目の公演! 魂を揺さぶる究極の愛のオペラ
ヤナーチェク 〈新制作〉
《イェヌーファ》
新国立劇場
T. ハヌス 指揮
東京交響楽団
新国立劇場合唱団
S27,000円 A21,600円 B15,120円 C8,640円 D売り切れ
《イェヌーファ》 の一シーン (ネット上に公開された写真から)
ヤナーチェクのオペラ「イェヌーファ」と言っても、ピンと来る人はかなりの音楽通に限られるのではないでしょうか。あらすじから察するに舞台は近い過去の東欧の田舎の恋愛と危機とその克服の物語りです。第一印象としては、S席27,000円 は貧しい庶民の懐にはなかなか手の届きにくい値段だなーと思いました。
この値段は 指揮者トーマス・ハヌス の日々高まりつつある日本での評価に負うところが大ではないかと私は思いました。そのトーマスが、一旦チェコに帰ったあと、5月再び来日してサントリーホールで指揮をします。
私は昨年5月イスラエルでトーマスがキコのシンフォ二-を初めて指揮して以来、この1月にマドリッドで会ったのが3度目で、奥さんや7人の子供たちを含めてすっかり仲良しになりました。もちろん新国立劇場のオペラ「イェヌーファ」にも招いてくれました。それは私の無知を打ちのめすすばらしいものでした。第3幕では、思わず涙を流してしまいました。単なる美しいメロディーやハーモニー、舞台の華やかさなどから来る感動とは一味違った、ヤナチェックという作曲家の深い精神性のなせるわざでした。もちろん、トーマス・ハヌスの指揮も大いに貢献してのことだったと思いますが、・・・。
そのトーマスが、キコの処女作「罪のない人々の苦しみ」の専属指揮者になったのです。今後キコが作曲するであろう交響曲の新曲も彼が指揮することになるはずです。私は2012年のアメリカツアー以来、世界中どこであれ、殆どすべての演奏に立ち会ってきました。皆さん、百聞は一見に如かずです。演奏終わって帰るとき、きっと不思議な興奮に包まれていることでしょう。失望はありえないと思います。どうか、ものは試しです。是非ご来場ください。
福島公演: 5月5日 6時00分開演。 福島市文化センター
東京公演: 5月7日 6時30分開演。 サントリーホール
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★ このブログは一部改訂しました。最初のものはいささか内容の掘り下げ方が足りなかったと反省しています。