今年の安田記念は、3歳馬リアルインパクトが制しました。
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【安田記念】リアルインパクト3歳初V アパパネ6着
春のマイル王を決める「第61回安田記念」(芝、1600メートル)は5日、東京競馬場で行われ、9番人気のリアルインパクト(牡3=堀宣行)が直線の叩き合いをクビ差制してG1初制覇を飾った。鞍上の戸崎圭太騎手(南関東・大井所属)は中央G1タイトル初勝利で、3歳馬初の安田記念制覇となった。堀宣行調教師はこのレース初勝利となった。勝ち時計は1分32秒0。リアルインパクトは父ディープインパクト、母トキオリアリティー。北海道安平町のノーザンファーム生産、馬主はキャロットファーム。父ディープインパクトに産駒初の古馬G1勝利をプレゼントした。2着は5番人気ストロングリターン、3着は3番人気スマイルジャックがそれぞれ入った。1番人気のアパパネは最後の直線で伸びを欠き6着に沈んだ。
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今年の安田記念は、前回のヴィクトリアマイルで勝ったアパパネが一番人気に推されていましたが、中2週というスケジュールの不安もあり、やや混戦模様で予想が難しいレースでした。逃げ宣言をしていたシルポートが先行し、速いペースとなって最後の直線では、有力馬は横一線の叩き合いとなりましたが、父親譲りの末脚を発揮したリアルインパクトがレースを制しました。今回、この馬に初めて乗った大井競馬の戸崎騎手が、中央競馬での記念すべきG1初勝利となりました。普段走っている地方競馬はダートのレースで芝の経験は多くないと思いますが、このレースでは先行して内側の馬場が良いところを走り、直線では上手く馬混みをさばいて、レースを優位に進めて勝利しました。3歳の若い馬を上手く操っての勝利で、これは騎手の力が大きいように思います。戸崎騎手の現在の所属は地方競馬ですが、近い将来、中央競馬に移籍するのではないかと思います。内田騎手に続いて、今後の活躍に期待したいです。
アパパネは、やはり中2週は厳しかったようで、蛯名騎手ののコメントではレースが終って戻ってくる時も体力を消耗してヨレヨレだったようです。まあそれでも牡馬相手に6着はたいしたものですが、、。また秋のG1まで待ってます。
ちなみに、応援していたシルポートは直線で失速してしまいました。今回も「逃げ馬」としてレースをリードしていましたが、G1になるとさすがに逃がしてくれなかったようです。2走前の阪神のレースでは、今回出ていた多くの馬に勝って1着になりましたが、東京の直線は長いのでやはり逃げ切るのは無理でした。でも、いつもレースを面白くしてくれる馬なので、また次回に期待したいです。