夢のような飛行機の企画です。
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パリ─東京を2時間半、EADSが超音速旅客機を開発へ(ロイター)
パリ─東京間が超音速旅客機で2時間半。そんな夢のような計画が19日、航空機大手エアバスの親会社で欧州航空・宇宙・防衛大手EADS<EAD.PA>から明らかにされた。二酸化炭素を排出しないゼロ・エミッションが特徴の同機は「ZEHST」と名付けられ、通常の滑走路から離陸し、成層圏を飛行するという。当初より商業化を目指して日本と共同開発中で、乗客数は50─100人を想定している。EADSによると、離陸には通常のターボジェットエンジン、成層圏までの急上昇にはロケットエンジンを使用。その後、ラムジェットエンジンと呼ばれるエンジンが点火され、高度3万2000メートルをマッハ4(音速の4倍)以上で飛行する。ターボジェットの燃料にはバイオ燃料を使う。(中略)また、ルイ・ガロワ最高経営責任者(CEO)は、「われわれは数年後に売り出すような商品について話をしている訳ではない。安全面や技術面に加え、これに人間がどう反応するかも見ていかなくてはならない」と述べ、実用化には30─40年はかかる見通しを示した。
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実用化まで30-40年という最後の一文を見た瞬間、「夢」になってしまいました。ひとつの機体に3種類のエンジンを装着して飛ばすようですが、本当に実現するのかどうか疑問があります。ひとつのエンジンでも信頼性を維持するのが大変なのに、3種類ですから。乗客数が50-100人ということなので、運賃もかなり高くなるだろうし、たとえ実現したとしても、庶民には手が届かない「夢のまた夢」のような飛行機になりそうです。マッハ4の速さは必要無いので、CO2排出量が少ない新世代コンコルドのような飛行機は作れないものでしょうか。