ヨーロッパGPは、ベッテル選手の圧勝でした。
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F1第8戦ヨーロッパGP、王者S.ベッテルがポール・トゥ・ウィンで今季6勝目! 小林は連続入賞ストップ(ISM)
F1第8戦ヨーロッパGPは、現地時間26日、午後2時からスペインのバレンシア市街地サーキットで決勝レースが行なわれ、レッドブルの王者セバスチャン・ベッテルがポール・トゥ・ウィンで2戦ぶりの今季6勝目を飾った。ザウバーの小林可夢偉は16位に終わり、連続入賞は6戦でストップした。
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昨年は小林可夢偉選手の素晴らしいオーバーテイクが印象的だったヨーロッパGPですが、今年はオーバーテイクも少なく期待を裏切る退屈なレースでした。だいたい予選通りの順位で決まってしまい、ミスやタイヤの使い方で失敗したドライバーが脱落しただけで、淡々と周回するだけの見所が無い印象でした。タイヤの失敗と言えば、小林可夢偉選手もどうやらその一人だったようで、1ストップを目論んだのが裏目に出てしまい、昨年のレースとは逆の苦しい展開だったように思います。特に低速コーナーではグリップ不足のようで、車のパフォーマンス不足は明らかでした。なのでピットインの数を減らすのは、いつもの戦略だったのかもしれないけど、もう少し積極的に行ってもよかったのではないかと思いました。これで苦手な市街地レースも終わりなので、次のイギリスでは気分を変えて頑張って欲しいと思います。
ちなみに、勝ったベッテル選手はこれで8戦6勝です。2位とは77ポイント差がついており、仮に3戦連続リタイヤし2位の選手が3連勝しても追いつかないほどのポイント差になっています。(ベッテルは1度もリタイヤなし)今回のテレビ中継でベッテル選手が映ったのは、スタートとピットインとゴールのみでした。既にチャンピオンは決まったようなものなので、これからは2位争いと小林可夢偉選手の活躍を楽しむことになりそうです。