キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

2012年9月1日の日記

2012年09月02日 | Topics & Diary

朝、目が覚めると6時だった。前日の夜は録画した競馬ドキュメンタリーを見て(寺山修司と競馬)彼の馬に対する情熱と作品に感動し、翌日の競馬予想をして就寝した。寝る直前まで頭を使ったせいか、やや気だるい感じが残る。
テレビの番組表を見るとヤンキースの試合で黒田投手が登板するらしい。競馬の待ち合わせは8時になっている。試合開始は同じく8時。一緒に競馬に行くNさんが寝坊で遅れることを祈りながら、外出の支度をして野球を見る。
黒田投手の出来は前回、前々回の登板に比べていまひとつの内容で、初回からランナーを背負っての投球だった。2回には早いカウントからホームランを打たれて3失点。いま一つ元気の無いヤンキース打線には、重い失点となってしまった。イチローの打席を見たところで、予想通り寝坊して30分ほど遅れたNさんから電話があり、野球中継に未練を残しながら、競馬場へ向かう。
道中では仕事、時事ネタ、競馬、飲み会の話で盛り上がるが、彼との話題の共通点はそれくらいしかない。最後は冗談を言って笑って終わり。まあ普通の人生は、そうやって楽しんで終わるものだ。たぶんこれからも続くことだろう。
この日の府中競馬場ではレースは開催しておらず、他競馬場のレースをテレビ中継で観戦する。
投票所は通常通り営業しており、多くの競馬ファンが画面を食い入るように見ている。開催日の競馬場のファンには、生のレースや競争馬が見たいという動機で来る人が多いが、生のレースが見れない投票所は金儲けが目的の人が圧倒的に多い。馬よりも金という人達だ。昔はどうだったのかは判らないけれど、競馬にロマンを感じる競馬ファンは少数だと思う。中には絶対声が届かないのに、テレビ画面に向かって叫ぶ人たちもいる。傍目にはおかしな風景だが、競馬に熱中できる幸せな人でもある。
レースの最初のうちは、前日検討した馬から2,3頭を選び、馬券の買い方を考えて発券機で馬券を買い、じっくりレースを見ていたが、それを何サイクルか繰り返すうちに、だんだん予想がいい加減になり、馬券の買い方を間違え、マークシートの記入ミスや出馬表の読み違え(小倉のレースなのに、新潟の出馬表を見ていたり)、発券機の締め切り時間が迫って慌ててしまい、ポケットのお金をばら撒いたり、新聞の記事を読んでいる間にレースが始まったりして時間の感覚が無くなってきたので、途中で止めることにした。
メインの予想に自信があったけれど、結果はあえなくハズレ。馬のエサ代として寄付したと思って納得する。
なかなか当たらない日は気分転換が必要。負けた気分を引きずるのは良くないので、競馬博物館に気晴らしに行ってみた。2年ほど前に行った事があるが、相変わらず中は閑散としていて、案内のお嬢さん達が暇そうに立っている。子供向けの3D映画の上映があったので、それを楽しむ。サラブレッドの起源を紹介する子供向けの映画だけれど、大人が見てもなかなか面白かった。子供の頃から馬に親しんでもらい、競馬愛好家を増やしたいという意図があるが、「博物館」でやっているのでは人が集まらないように思う。スタンドの本館で上映したほうが、普通の人も見にくると思う。だいたい競馬場に来る親父やファミリーは「博物館」に行くのは抵抗があるし、、。
常設展示はだいたいパネルや記念品が多く、昔の競馬ファンには楽しめるけれど、一般のお客には受けないかもしれない。競馬の仕組みや競走馬の説明の展示は、測定機器、シミュレータ、発馬機などの実物展示があって面白い。最終レースの時間帯ということもあって、誰もいない館内を歩いていたら、案内のお嬢さんが声を掛けてきてくれて、いろいろ説明してくれたり質問に答えてくれた。競馬の話題で話ができる若い女性はなかなかいないので、共通の話ができてとても楽しかった。
2階を一通り見た後は、特別展の日本の牝系血統のパネル展示を見る。競争馬にも牡牝がいて、血統はどちらにもあるはずだが、通常は牡馬ばかりが取り上げられる。しかしながら、競争馬の資質には牝系の要素も含まれているわけで、これを系統立てて紹介したのが、この特別展である。ざっと見てみたが、牝馬の名前は知名度が低いことと、生める個体数が少ないことから、整理するのはなかなか難しいようで、系統に沿って凄い数の牝馬が居ることくらいしか判らなかった。新馬戦でよく良血馬として紹介される馬は、父方の実績は当然として母親のほうも重視される。母方の血統研究というのも、競馬の知識を深めるためには必要と感じた次第である。
競馬博物館を後にして、帰宅する。途中でラーメン屋に寄った。チェーン店らしいが聞かない名前で、でもなかなか美味かった。今のチェーン店は侮れない。
6時過ぎに帰宅。保険屋さんが内容確認に来るという話だったが、約束の8時になっても現れず、どうしたのかと思ったら電車を乗り過ごしたとの事。9時から映画を見に行くので、また改めて約束する。
9時から近くのシネコンで映画を見る。タイトルは「プロメテウス」。
「エイリアン」で有名なリドリー・スコットの作品で、「エイリアン」の前章的な内容だった。時代設定は2080年となっていたが、今から70年後にあの巨大な宇宙船が建造され、恒星間飛行ができるのか、科学史的な観点では少し疑問もあったが、ストーリー自体はなかなか面白かった。特に「エイリアン」を知っている人には、その経緯が楽しめるという点で見る価値はあるだろう。登場人物たちの演技過剰な点は、ハリウッド映画らしいと思った。好奇心が旺盛すぎて、エイリアンと接触を試み、あえなく死んでしまう登場人物を見ていると、普通じゃない印象を受けてしまう。ストーリーとしては面白いけれど、ちょっとリアリティに欠けるかなと思う。未知のものに出会ったら、もっと慎重に行動すると思うのだが。まあ映画だから細かいことは言ってはいけない。。。
映画を見た後、マックでお茶して映画談義。映画を見た印象を語る。全体的には面白かったけど、ラストがイマイチだったという結論。午後12時前に帰宅してF1ベルギーGP予選を見る。
小林可夢偉が予選2位の活躍だった。佐藤琢磨以来のフロントローで明日の決勝に大いに期待したいが、予選が良い時は決勝がイマイチというのが、彼のこれまでのジンクスなので、何とかこれを破って欲しい。相手はバトンとライコネン。特にスパで強いライコネンが強敵。それから身内のザウバーのペレスも侮れない。決勝は天候も含めて難しいと思うが頑張って欲しい。
F1予選放送が終わって、風呂に入って就寝。長かった盛り沢山の一日が終った。疲れた~。


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