イタリアGPは、面白くもなく普通のレースでした。
結果は前回のベルギーで不運だったドライバーがポイントを獲得して、前回運が良かったドライバーが不運な感じでした。この2戦で痛み分けです。(笑)
オーバーテイクは意外なくらい多かったですが、しかし、このコースは何とかならないのかなといつも思います。直線と高速コーナーだけで見せ場があまり無いような感じです。オーバーテイクと言っても、スリップストリームから出るだけですから。真っ直ぐ前の車についていって、ブレーキングで抜く。それだけ。
小林可夢偉選手も予選は良かったのですが、タイヤが選択できなくて中古のタイヤで大苦戦でした。よく頑張って入賞まで持ち込んだけれど、作戦は裏目に出てしまいました。むしろグリッドの下位チームがハードの新品タイヤでパフォーマンスが良かったようです。特にペレス選手は凄かった。彼はタイヤの使い方が抜群で、最後までタイムが落ちず、優勝したハミルトン選手に肉薄してました。こういうチャンスを生かすのが上手いドライバーです。
3回目の表彰台で、同僚のカムイ選手は影が薄くなってしまいました。ペレス選手はイタリアのフェラーリのお膝元でアロンソ選手を抜いて、これは凄いアピールになっただろうし、将来フェラーリ入りの可能性もあるでしょう。ハミルトン選手は得意の逃げ切りパターンでした。競り合いになると強引でミスも多いけど、逃げると強いドライバーです。レッドブルは2台揃ってイマイチで、上位とマシンの信頼性の差を感じます。これでチャンプ争いも絞られてきた感じです。