F1ベルギーGPは、スタートで大クラッシュが発生し、有力ドライバーがリタイヤに追い込まれた酷いレースでした。予選2位の小林可夢偉選手もスタートに失敗して、クラッシュに巻き込まれて良い所無しでした。彼は予選が良いと決勝で何かあるというジンクス通りで、本人の何も落ち度は無かっただけに残念だったと思います。
今回クラッシュした2人の若手は、好天で盛り上がったレースを壊してしまいました。マルドナド選手のとんでもないフライングといい、グロージャン選手の幅寄せといい、今年のGP2出身の若手ドライバーはトラブルばかり起こしているようです。危険回避の能力も低く、F1出場するだけの器量を持ち合わせていない感じがします。
市販車のレースであれば、多少接触しても平気ですが、F1は体が剥き出しなのでとても危険です。彼等は確かに瞬間の速さはあるけど、レースには危険回避の暗黙のルールがあるわけですから、そこを認識しないとF1に参加する資格は無いでしょう。
F1中継を楽しみに見ていたけれど、わずか数秒で楽しみが無くなってしまいました。
バトン選手は完璧な勝利ですが、レースは退屈でした。その後ろは結構やりやって面白かったです。でも、ポイント争いに関係ないところのオーバーテイクはあまり興奮しません。(笑)
ベッテル選手の2位は漁夫の利でした。予選大失敗したのに、上位がみんないなくなってラッキーだったと思います。ポイント上位のドライバーがいないレースというのは、主演のいない脇役だけの映画のようです。ま、それもたまには良いですが、、。