今年の凱旋門賞は、見応えのある素晴らしいレースで、エネイブルが連覇しました。
--------------------------------------------------
【凱旋門賞】デットーリ騎手が自身の最多勝記録を更新する6度目のV BY netkeiba.com
7日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞(G1・芝2400m・19頭)は、好位から進めたL.デットーリ騎手騎乗のエネイブル(牝4、英・J.ゴスデン厩舎)が、直線で抜け出し、後続の追撃も押さえ、史上7頭目の連覇を達成。デットーリ騎手は本レース6度目の勝利で、自身の持つ最多勝記録をさらに伸ばした。
--------------------------------------------------
昨晩の生中継を見ていました。エネイブルはスタートも良く、良い位置を取って最後まで集中した走りで、他馬の猛追を凌いで勝利しました。後方からシーオブクラスに強襲されて一瞬差されたかと思いましたが、クビ差残して勝ち切るところが、L.デットーリ騎手の上手さだと思います。エネイブルは、G1連勝が継続し(そのうち2つが凱旋門賞)、名牝としての地位を確実にした印象です。今回1,2着が牝馬ということですが、この強い牝馬が子供に血を繋ぐわけですから、欧州馬の強さは牝馬の質の高さに有ると言えそうです。
因みに日本馬クリンチャーは、最後の直線を向くまで好位置をキープし、エネイブルと伴走する形でしたが、直線を向いてからの瞬発力に圧倒的に差があって、みるみるうちに離されてしまいました。為す術もなく馬群に沈んでいくクリンチャーと欧州馬には、予想以上に能力差が大きかったように思います。ダメもとで大逃げするのではとも思いましたが、そういう脚は無かったのかもしれません。とは言え、今回の挑戦は間違っていなかったと思います。馬場がクリンチャー向きの重馬場だったら展開も変っていたかもしれないし、それはやってみなくては判らない。長距離の遠征になる日本馬は、馬場が向かないからと言って直前回避はできないわけで、ダメもとでも参戦するしかない。でも毎年挑戦してくれれば、いつかチャンスが来ると思います。ファンとしては、その日を信じて応援するしかないと思います。日本の牡馬にとって、初めて背負う59.5KGが足枷になっているような気がしますので、できれば次回は、斤量が軽くなる牝馬で挑戦してくれたらと思います。(難しいのかな?)
ということで、予想の結果は大ハズレ。
◎キューガーデンズ:7着(ムーア騎手のマジック不発でした)
〇エネイブル:1着(調子がイマイチと言いながら、優勝)
▲ヴァルトガイスト:4着(重賞4連勝もあと3歩及ばず)
△スタディオブマン:9着(よく走っていましたが、見せ場なく)
△クリンチャー:17着(レース展開は最高でしたが、能力が足りなかったかも)
凱旋門賞は出走馬の成績比較が難しく、予想にはレーティングを活用しましたが、それもどこまで信じられるのか判りませんでした。3頭をレーティング上位から、穴馬を贔屓の馬から選定しましたが、全く自信が無いので馬券購入は止めました。でもレース直前になって、凱旋門賞を勝ったシーザスターズの産駒の2頭(シーオブクラス、クロスオブスターズ)をワイドで1点買ってみたら当たりました。今まで、海外競馬はいくら検討しても当たった試しが無かったのですが、直感で買ったら的中です。嬉しいけど複雑な気分。でも何かの縁ですから、来年もシーザスターズ産駒を応援することにします。