先日、「不確かな医学」という本を読んだ。
がんの歴史に関する本でピュ-リッツァーを受賞した著者が、
医学の不確定性について考察したエッセイだ。
医学には法則と呼べるものは無いが、著者は3つの経験則があると考えている。
1.鋭い直感は、信頼性の低い検査にまさる。
2.正常値からは規則がわかり、異常値からは法則がわかる。
3.どんなに完全な医療検査にも、人間のバイアスはついてまわる。
この3つのルールは医学に関するものだが、経験則という観点では、
いつも理論通りにはいかない競馬にも応用できそうだ。
競馬予想について、何となく感じていることを
彼の3つの法則を競馬に置き換えてみると、、、
1.鋭い直感は、信頼性の低い予想にまさる。
2.堅いレースからは規則がわかり、波乱のレースからは法則がわかる。
3.どんなに完全な競馬予想にも、人間のバイアスはついてまわる。
漠然としているが、これまで競馬予想について、何となく考えていたことが
スッキリと表現された感じだ。
競馬新聞の予想を見て、何となく腑に落ちない感じがあったら、
この3つの経験則を思い出すようにしたい。