レースは、イタリア同様ヴェッテル選手の独走でした。
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F1シンガポールGP、ベッテルが独走Vも戴冠ならず。バトン2位、可夢偉は入賞逃す
2011年F1第14戦シンガポールGPは現地時間25日20時よりマリーナベイのストリート・サーキットで61周の決勝レースが行われ、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが今季9勝目を挙げた。
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ライバル不在で、フェラーリ時代のMシューマッハ選手のような先行逃げ切りの安定したレース運びでした。ヴェッテル時代の到来です。
今回も、Mシューマッハ選手がクラッシュするまではなかなか面白かったのですが、クラッシュ後のリスタートでヴェッテル選手が逃げて、いつもの展開になってしまいました。競馬の逃げのレースはとても面白いのですが、F1の場合はとても退屈です。唯一、バトン選手が頑張って2位になって、チャンプ決定を阻止してくれたのが救いです。バトン選手、日本のファンのために頑張ってくれてありがとう。でも日本GPでチャンプ決定でしょう。鈴鹿でチャンプ争いが終わるのは、寂しい限りです。残りのレースは消化試合です。
小林可夢偉選手は、予選失敗、ピットタイミングのミス、青旗無視でペナルティとなり、散々な結果でした。彼は、予選でコースの縁石に乗って失敗しましたが、過去にもカナダで同じような失敗をしています。縁石でバランスを崩すことが多く、もしかすると苦手意識があるのかもしれません。また、ピットインのタイミングもベルギーに続いての失敗です。いつもセーフティカーが入ると順位を落とす傾向があります。今年はそのあたりの判断が上手く行かないようです。フリー走行では上位に食い込んでいたので、今回のレースは大いに期待しましたが、どうも歯車が噛み合わないような印象でした。僚友のペレス選手のほうが上手く立ち回ってポイントを獲得し、チーム内で立場が逆転しつつあるような感じです。
まあ次の日本では、気を取り直して頑張って欲しいです。