F-2戦闘機の生産が終わりました。
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三菱重工のF2生産終了。国内戦闘機製造は空白に(MSN)
三菱重工業が米国と共同開発した航空自衛隊の主力戦闘機F2の生産が終了し、同社小牧南工場(愛知県豊山町)で27日、最後の受注機を引き渡す「完納式」が行われた。F2は平成12年の1号機納入以来、計94機で生産終了となり、昭和31年に始まった戦後の国内の戦闘機生産は、次期主力戦闘機(FX)が決定するまで途絶える。
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次期主力戦闘機が決まらないまま、国産戦闘機の生産が終了しました。当初の計画では、F-2は141機の調達の予定で、この中にはブルーインパルス用の11機も含まれていたようです。しかしその後の開発の遅れと価格高騰により、最終的に94機まで減らされてしまいました。機種選定でアメリカとの政治的な駆引きの道具にされたり、開発中に技術的な問題が発生したり、いろいろ話題の多い機種です。最近では、東日本大震災の津波に18機が撃墜されてしまい6機を復旧させるそうですが、それを含めても結局82機しか残らないことになります。今回の生産終了で戦闘機生産の空白期間が長くなると、工場の生産ラインの確保や人的資源の維持が難しくなると思います。三菱重工と航空雑誌のネタ不足解消のためにも、次期FXと生産ラインの活用を早く決定して欲しいです。