藤田菜七子騎手の調子が上がってきたようです。
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菜七子10勝目で女性騎手歴代4位に!次の標的は細江純子さん By スポニチ
デビュー2年目を迎えた藤田菜七子騎手にエンジンがかかってきた。まずは6日の新潟競馬場第8Rを5番人気・コパノアラジン(牡4=田所秀孝厩舎)で勝利。翌7日にも同じく新潟競馬場の第6Rで8番人気・サンドベージュ(牝3=和田雄二厩舎)を勝利に導いた。JRA所属の女性騎手では史上初めてとなる土日連続VでJRA通算勝利数を一気に10勝まで伸ばした。これで田村真来さん(96年デビュー)の9勝を抜いて、JRA女性騎手歴代4位。最多勝は同じく96年デビューの増沢由貴子さんの34勝。西原玲奈さん(00年デビュー)の17勝、競馬評論家としてテレビなどで活躍する細江純子さん(96年デビュー)の14勝と続く。(後略)
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昨年は、あまり実力がない馬でも「菜七子」効果で人気になっていましたが、今年は人気も落ち着いて、馬の実力相応のオッズが付くようになりました。彼女にとっても、その方がプレッシャーが無くて、良い騎乗ができるようになったのではないかと思います。先週末は不人気の馬で勝利して、これは彼女の実力が向上してきたことの証にもなるし良い傾向です。これまで応援してきたファンへの恩返しにもなるでしょう。女性騎手の最多勝は、増沢さん(府中で一度だけ見たことがあります)の34勝ということですが、藤田騎手の勝利ペースであれば、あと3年程度で更新できるのではないかと思います。この調子で是非頑張って欲しいと思います。
今年のNHKマイルは、アエロリットが優勝しました。
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【NHKマイルC】アエロリットが父子制覇で3歳マイル王!牝馬Vは史上4頭目 by netkeiba
「第22回NHKマイルカップ」(G1、芝1600メートル)は7日、東京競馬場11Rで行われ、横山典弘騎手騎乗の2番人気・アエロリット(牝3=菊沢厩舎、父クロフネ、母アステリックス)が勝ち、G1初制覇となった。牝馬の勝利は昨年のメジャーエンブレムに続き2年連続で4回目。1馬身1/2差の2着にこれも牝馬の13番人気・リエノテソーロ、さらに2馬身1/2差の3着に6番人気・ボンセルヴィーソが入った。(中略)騎乗した横山典弘は武豊に並びこのレース最多タイの3勝目。管理する菊沢師はこれがうれしいG1初勝利。
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大混戦の予想でしたが、結果もやや波乱でした。そんな中でも、2番人気アエロリットは危なげない勝ち方でした。スタートが上手く決まって良いポジションを取れたのが勝因だったと思います。レースを見る限り、能力が1枚上だったような印象でした。驚いたのは2着のリエノテソーロで、ダートからの転戦でしたが、G1の全日本2歳優駿を勝っており、能力的にはそれほど差は無かったようです。単純にダート馬=格下と見られていたようで、人気の盲点になっていたような気がします。ダートでもG1を勝てる馬は芝でも侮れないというのが今回のレースの教訓でした。面白いレースでしたが、予想のほうは本命が当たりで、馬券はハズレ。
(結果)
◎アエロリット(1着。これは予想通り。良いパフォーマンスでした)
〇ボンセルヴィーソ(3着。できれば2着に粘って欲しかった)
▲ジョーストリクトリ(12着。あまり見せ場が無かったのが残念)
△アウトライアーズ(13着。期待したのですが、上手くいきませんでした)
△カラクレナイ(17着。全く元気が無かったようです。1番人気でデムーロ騎手でもダメでした)
軸にした◎と〇は、ほぼ的中。これは傾向分析通りでしたが、アナ馬予想のほうが壊滅状態でした。毎回書いていますが、競馬は買い方が難しい。
明日はNHKマイルカップ。傾向分析を参考に予想してみました。どの馬も一長一短があって、なかなか選定が難しい。
予想は以下の通り。
◎アエロリット(桜花賞を除いた重賞成績の安定感で本命。府中も連対を外さない)
〇ボンセルヴィーソ(こちらも重賞成績が安定。血統も魅力)
▲ジョーストリクトリ(前走の走りを評価して。武豊騎手の手腕も魅力)
△アウトライアーズ(マイル実績を重視して)
△カラクレナイ(好調騎手の力を信じて)
とりあえず選定してみたけれど、他にも気になる馬が沢山居ます。現時点の人気も割れ気味で、非常に難解なレースになりそうです。馬券は、枠連を使って手広く買うのが良いのではないでしょうか。さて結果がどうなるか。ゴール直前まで白熱したレースに期待したいです。
先週末は、もう一つG1レースが行われていました。外出していたので気に留めていなかったのですが、香港のクィーンエリザベス2世カップでネオリアリズムが優勝しました。
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日本馬のネオリアリズムが優勝 香港競馬Qエリザベス杯
香港競馬のクイーンエリザベス2世カップ(G1)は30日、シャティン競馬場の芝2000メートルで行われ、ジョアン・モレイラ騎乗の日本馬ネオリアリズム(6歳牡馬、堀宣行厩舎)が優勝し、G1初制覇を果たした。日本中央競馬会(JRA)の単勝オッズでは2番人気だったネオリアリズムは3コーナー手前で中団から一気に先頭に立ち、後続の追い上げを首差で振り切った。日本馬の同レース優勝は、2012年のルーラーシップ以来で4頭目。
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今回参戦したネオリアリズムは、札幌でモーリスに勝ったことがあるとは言え、G2ー2勝馬でG1はなかなか勝てなかったのですが、最高の騎手の手腕により素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。あまり期待していなかっただけに、結果を聞いてビックリです。モレイラ騎手の折り合いの上手さ、レース展開の読み、ペースアップのタイミング等、どれを取っても完璧なレースだったと思います。素晴らしかった。良い騎手が乗ると、馬も伸び伸びと走っているように見えるのが不思議です。モレイラ騎手も日本馬の強さを見て、少なからず日本での騎乗に関心を持ってくれていると思いますので、秋には是非また日本での騎乗をお願いしたいと思います。
今週は、NHKマイルカップです。いつものように傾向分析から、、(競馬最強の法則より)
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●前走 前走1600〜1800mの重賞で上位人気・上位着順という馬が軸
●血統 父・母父ともサンデーサイレンスの血を重視
●脚質 番手追走組が意外と不振。追込み一手の馬にも厳しいレース
●距離実績 マイル〜1800m戦、マイル重賞、前走での好走歴が欲しい。レベルの高い重賞での連対経験か、前走快勝の勢いか、どちらかを持っていた馬たちだ。
●穴馬 激走穴馬を見つけ出す工夫が高配当ゲットへの道。6番人気以下の穴馬が、たびたび激走するレース。6番人気以下だけに限定すると、関東の騎手、関東馬、前走より馬体を絞ってきた馬、ゲート後入れの偶数馬番、4月生まれの馬、中3週の馬、前走が芝マイル戦だった馬。このあたりの条件を参考にして、激走しそうな穴馬を見つけ出したい。
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この記事から判断すると、前走、血統、脚質、距離実績で本命対抗を選び、穴馬の条件に合致する馬へ流すということになりそうです。例年通り今年も混戦模様で、正直、予想はかなり難しい感じです。比較の上では、前走の成績はあまり参考にならないような気がします。果たして条件に合致する馬がいるのかどうか。まあ配当に拘らず、気に入った馬を応援するというスタンスで予想してみたいと思います。
先週末は、旅行に出掛けていました。天皇賞はビデオで観戦。キタサンブラックの強さを改めて認識したレースでした。
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【天皇賞・春】キタサンブラック、コースレコードで春連覇!G1・5勝目 Byスポーツ報知
◆第155回天皇賞・春・G1(4月30日・芝3200メートル、京都競馬場、良)
第155回天皇賞・春は30日、京都競馬場の芝3200メートルで争われ、1番人気のキタサンブラックが2番手から抜け出して、06年ディープインパクトの記録を0秒9更新する3分12秒5のコースレコードで快勝。史上4頭目の天皇賞・春連覇でG1レース5勝目を挙げた。武豊騎手は昨年に続く勝利で、同一G1では史上最多となる天皇賞・春8勝目。2着は4番人気のシュヴァルグラン。2番人気のサトノダイヤモンドは3着に終わった。
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このレースを見た印象として、キタサンブラックにとって、現時点で中長距離では敵なしという印象です。先行して他の追随を許さない本当に素晴らしいレースでした。これから宝塚記念、凱旋門賞、秋のG1を入れて、あと4回程度は走れると思いますので、G1最多勝記録、最高賞金記録も夢ではなさそうです。日本最強馬の称号を手に入れるのも時間の問題かもしれません。
ということで、予想の結果です。
◎キタサンブラック(1着。予想通り危なげない勝ち方でした。予想が的中)
〇シャケトラ(9着。距離と3kgの斤量アップが響いたのかズルズル後退。嫌な予感が的中)
▲サトノダイヤモンド(3着。良い感じ追い上げるも届かず)
△アルバート(5着。上位4頭とは力の差があった感じ。ポジションが後ろ過ぎたかも)
△シュヴァルグラン(2着。良いレースでした。大魔神の運の良さが生きてました)
予想は悪くなかったのですが、シャケトラの9着が響いて、馬券はハズレ。長距離レースは、やはり3000m以上を走った経験がモノを言うようです。シャケトラも経験を積んで、来年にまた期待したいと思います。