神が宿るところ

古社寺、磐座、不思議・パワースポット、古代史など極私的な興味の対象を見に行く

古四王神社(秋田県大仙市)

2015-12-09 23:44:51 | 神社
古四王神社(こしおうじんじゃ)。
場所:秋田県大仙市大曲字古四王際30。国道13号線「和合」交差点(「大曲西道路」入口)の南、約300mのところの交差点(「古四王神社」の案内板あり)から、西へ約450m進んだところの交差点を右折(北~北西へ)、突き当たり(「古四王フラワーロード」の看板がある。)を左折(南へ)、次の交差点の角。駐車場有り。
社伝によれば、元亀元年(1570年)、当地の領主・戸沢六郎(兵部)が冨樫左衛門太郎勝家を奉行として建立したという。祭神は大彦命ほか。本殿は「飛騨の匠」の作と伝えられてきたが、昭和5年の解体修理の際、「古川村 大工 甚兵衛」という墨書が見つかり、現・岐阜県飛騨市(旧吉城郡古川町)出身の大工・甚兵衛によって建てられたことがわかったという。室町時代末期の様式を伝えているとされ、釘を1本も使っていないという。明治42年、国宝に指定されたが、昭和29年の文化財保護法の制定により、同年、重要文化財に指定された。当時、美術建築の最高権威であった伊東忠太博士(東京帝国大学教授。「築地本願寺」などを手がけた。)は「奇中の奇、珍中の珍」と感嘆し、建築史家・天沼俊一博士(京都帝国大学教授)も「和・唐・天(天竺:インド)を超越した天下一品の建物」と絶賛した、という。
なお、当神社は、「払田柵」(2015年11月28日記事)の南西、約5kmの位置にある。創建時期からして、格別関係があるとは思えないが、旧国宝というので訪ねてみた。


秋田県神社庁のHPから(古四王神社)

大仙市のHPから(古四王神社本殿)(pdf)


写真1:「古四王神社」鳥居


写真2:「重要文化財 古四王神社」という石碑


写真3:拝殿


写真4:本殿


写真5:同上
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