眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

無人島に宅配ピザは届かない

2009-09-11 15:44:32 | 狂った記述他
自分の部屋という名の無人島で、私は息を潜めていた。
無人島なので誰もいなかった。誰も訪れなかった。誰からの連絡もなかった。
人の声は聴こえなかった。気配はまるで感じられなかった。
蝉が鳴いていた。鳩が騒いでいた。私が消えていた。

  *

私は、大きな夏の海に行った気になって日記を書いたけれど、全部消してしまったのだ。
また。 「またつまらないものを消してしまった」
無人島に、私の言葉だけが響く。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする