目覚めるといつも自分の価値がなくなっている。自分という存在が見失われている。「昨日はあった?」昨日の記憶と感覚が毎朝のテーマとなる。カーテンはよそよそしく触れると切れてしまいそうだ。太陽の光が明るみにする自分の無が恐ろしい。はじまりが重い。そんな物語に誰が変えてしまったのだろう。窓を開けると君の声が聞こえる。
「まとめるのが面倒なんだ」
「そうじゃないよ」
「見つける方が好きなんでしょ」
「そんなんじゃないって」
「あなたは忘れた振りをしているだけよ」
「突然入って来て君は何なんだよ。人をうそつきにして」
交じる
空間
打ち解ける
私たち
グラデーション
交流
カラフル
食感
手を結ぶ
接近
すれ違い
赤と白
手を結ぶ
深まる
融合
染まる
秋と冬
共感
デュエル
競合
カオス
コラボレーション
一期一会
チャンス
こぼれる
ピュア
オリーブ・オイル
「あなたはプレーン、私はストロベリーなの」
僕は冷蔵庫の扉を開く。
ヨーグルトが再構築の手がかりらしい。