どんどん続くお話。
早くも四話目だ。
山荘を出てずっと下って、エコーライン(富士見町~原村~茅野市の高原地帯を南北につなぐ道路)にぶつかったらそれを北上する。
道路はガラガラだ。
でもガラガラなのはこのあたりだけ。
茅野市の市街地に入ると、中心部に向かう車線はかなりの渋滞。
オギノ茅野店(スーパー)へ向かうクルマが多い。
これは12月30日の話だ。
みんな食料品を買い込みに来ているのねー。
それを過ぎたらスイスイと動いて、すぐにこちらの交差点に来た。
左から読んだら前宮前。
右から読んでも前宮前。回文か?(笑)
諏訪大社上社の前宮だ。
諏訪大社に行ったことがない人のために書くと、諏訪大社には上社と下社があって、上社には本宮と前宮、下社には春宮と秋宮がある。
全部で4つあるわけです。
こちらは上社の前宮だ。
私が持つ前宮のイメージは2つある。
それは・・・・
① 斜面
② 水
神社全体がかなりの傾斜の斜面に広がっていて、その斜面を水眼(すいが)と呼ばれるご神水がかなりのボリュームで流れているのだ。
御神燈。
真新しい御神燈がたくさん取り付けられて、黒と赤が鮮やかだった。
古いお札・お守りはここへ入れる。
お焚き上げ料をちゃり~ん!
同じ上社でも本宮ではこのお焚き上げ料はない。
本宮は大きくて参拝者も多くて、財政も豊かなのかな。
中を覗くと、我々が入れたお守りやお札の隣に、グアムのお土産が。。。
こちらで新しいものを頂きましょう。
今回は交通安全と無病息災をお願いするお守りだ。
さて、本殿へ向かいましょう。
全体はこんな配置で、古墳もある。
周囲には住居跡もあり、土器も掘りだされていて、前宮遺跡と呼ばれる。
同じ神社でも、鎌倉の鶴岡八幡宮などに比べたら、諏訪大社は素朴で荒々しさを感じる。いかにも神様が大昔からいそうだ。中でも特にこの上社前宮はそうだ。
実際日本に稲作が普及してからも、それ以前の狩猟文化の延長のような御頭祭(おんとうさい)なんてことがずっと続けられて来たところだ。御頭祭では、多数の鹿の首を神様に捧げるなんていう儀式まである。
諏訪大社は梶をシンボルにしている。
さっきも見た御神燈。
ここにも梶が描かれている。
上社は根っこが4本。
下社は5本だ。
さて、いよいよ本殿。
ここまでにずいぶん坂を上っているが、ここからもまた上る。
本殿の左手に見えるのが十間廊。
この長さが十間あるのだろうねぇ。
よこにはケヤキの巨木があり、枝にはヤドリギがいっぱい。
わざわざケヤキと書いてある。
前宮水眼広場。
ここに新しい建物が出来ている。以前はなかった。
ちょっとした史料館になっており、休憩所でもあり、キレイなトイレまである。
神社もサービスするのね。
斜面を大量の水が流れる。
坂道を上る。
振り返ると茅野市の市街地、その向うに八ヶ岳連峰。
本殿にお参り。
妻がまずお願いをしに行った。
またまた梶。4本の根。上社は4本ね。下社は5本。
私はいつものお願い。
「カネと健康、カネと健康、カネと健康、カネと・・・・」
次の方(↓)が来たので、いつまでも「カネと健康」を唱えるわけに行かず、場所を譲った(笑)
水眼とはこちら。
清らかな水、神様の水。
どんどん流れる。
途中で分かれてまた合流したりね。
こちらは昨年の御柱祭の前宮弐之柱。
堂々たるもんです。
しかし前宮は先ほどからお見せしているとおり、全体がかなり広い斜面に配置されており、その一番上まで御柱を引き上げるのは大変だ。
上社下社で合計して4つあるお宮さんの中で、御柱祭を挙行する人たちにとっては、この上社前宮が一番疲れるんじゃないか?(笑)
引き続き水眼をごらんください。
実は前宮や水眼は、このブログにすでに何度か登場している。
我々は時々ここに来ているからね。
神水で自動車やペットを洗う罰当たりな人がいたらしい。
鎌倉道って全国にあるが、ここにもある。
ハイキングコースのようになっていて、雪がなければ歩くと面白いのだが、本日は雪があるので中止。
ではまた坂道を下って帰りましょう。
鳥居をくぐって次の目的地へ。
ところで、水晶玉子さんの占いによれば、運勢的に2023年の私は最強の開運オトコらしい。
干支12種、血液型4種、掛け合わせて48種のグループが出来るが、本年の最強パターンは亥年生まれのB型の人。それって私なんだなぁ~。今年は笑いが止まらない年になりそうだ。加えて、上社前宮にもお参りしたしね。バッチリ。
水晶玉子さんの占いを見たい人はこちら(↓)。48位から1位までがズラッと並んでいるよ。
【つづく】