山荘の真上の空。
この高い場所の冬らしい空だ。
空気が冷たくって、澄んでいて。
原村のまるやち湖まで下って来た。
冬は水面が凍結する。
そこを歩くと危険らしい。だよねぇ(笑)
しかしそれでも歩く人はいるらしい。
このあたりはヤドリギがいっぱいだ。
どうしてかな。
このあたりより上になると、あるいは下になるとヤドリギは減る。
寒い自然文化園を散歩する。
「おとーさん、人はいない、犬もいない、寒い」
本当にヤドリギだらけだね。
拡大するとこんなのですよ。
そんなのを見ながら自然文化園内を歩き続ける。
見事に独立心旺盛な木。
やっとドガティ君が好きな落ち葉の場所に来た。
匂いがいっぱいだもんね。
でもまた雪だらけの場所に来た。
様々な動物の足跡。
これは犬の足跡ではありませんよ。
いつもならここから右手の八ヶ岳農場に歩いて行くのだけれど、雪が多いのでそれは中止。
また、ヤドリギ。
寄生した木の枝から、かなりしっかりと生えているね。
ズミの木に付いたヤドリギだ。
そのズミの木の匂いを嗅ぐドガティ君。
何度も見せるヤドリギ。
しっかりついているね。
そんな簡単には離れないぞ!というヤドリギの決意を感じる。
また土の道。
しかしまた雪の道。
あ、もう夕陽が沈む。
ここにも湖面を歩いた人の足跡が。。。
我々がいるところはすでに陽が隠れたが、少し標高が高いところはまだ直接的に陽が射している。
さて、散歩が終わった。
「なんて寒くてつまらない散歩だったのだろう」とドガティ君が暗い顔して言う。
これだけあちこち行けるだけでもマシだと思いなさいよ。
さて、帰りましょう。
「おとーさん、おかーさん、さっさと家に入ろうよ、寒いよ」
夜になって、温まるうどんを作る。
ネギ。
片栗粉。
シイタケ。
「おとーさん、何やってんの?」
あんかけうどんを作るのよ。
シイタケ入れてね。
まもなく調理開始だ。
キッチンからダイニングルームを見ると、こんな状況。
シイタケを、水溶き片栗粉を加えたツユの中でしばらく煮る。
それで完成だ。
トロッとしたあんかけうどん。
それをズズズッとすすって温まりました。
【つづく】