日本を破滅から救うための経済学野口 悠紀雄ダイヤモンド社このアイテムの詳細を見る |
「日本を破滅から救うための財政学」から。第5章消費税による財政再建は可能か から。日本政府の一般会計の収入は、所得税15兆円、法人税10兆円、消費税10兆円、埋蔵金10兆円で、残りは国債である。
仮に国債を全額消費税で充当すると、22%、現在の5%を加算すると27%になる、欧州は平均20%だから、まあこんなものだ。
消費税拡大時の問題は、インボイス。売上ー仕入れを書いたペーパーである。食料品などもあり、複数の税率にすると、このインボイスが不可欠になる。欧州は導入済みだが、日本もこの準備が必要とのこと。
インフレ、実は歴史上、財政再建はほとんどこの方法で解決してきたそうだ。戦後の日本もそうだ。著者も、消費税とインフレどっちがいいか自明ではない、と書いている。インフレねえ~~。 国債と消費税、無駄な支出の削減以外に考えたことがなかった。そういう方法があったのか。でも預金者は金や土地に買い換えると思うが。
つづく